Mirニュースレター(2018/8/17)
「Mir」の開発チームは、ニュースレターで「Mir」の開発状況や取り組みを紹介しています。開発版Mir
開発版「Mir」は、現在開発中の「Mir」のことです。将来的に安定版「Mir」としてリリースされます。
一足早く機能の追加や改善が行われた「Mir」を利用したいユーザーや開発者が利用する「Mir」です。
開発版「Mir」は、以下のPPAから利用できます。
開発版「Mir」では、以下の改善が行われています。
NVIDIA GPUドライバーのサポート作業は、まだ完了していません。
NVIDIA GPUドライバー上で「Mir」が動作するようになりましたが、OpenGLクライアントを完全にサポートするため、引き続き作業が必要になっています。
Wayland拡張プロトコルを選択する仕組みは、シェルの開発者が有効にしたいWayland拡張プロトコルを指定できるようにする仕組みのことです。
その他不具合の修正も行われています。
X11のサポート
「Mir」のコアチームはまだX11のサポートに着手していませんが、コミュニティーによる実装があります。これはまだ実験段階であり、X11のサポートを提供する前に解決すべき課題が残っています。
リモートデスクトップのサポート
こちらもまだ「Mir」のコアチームは着手していませんが、コミュニティーによる取り組みがいくつかあります。- Remote desktop support
- Reverse Convergence? View & control your phone from computer (like VNC & RDP?)
Snap版Mirクライアント
以下のシェルは、Snapで提供される「Mir」クライアントです。Snapで提供する「Mir」クライアントを開発するにあたり、以下の資料が参考になるでしょう。
LubuntuがMirの採用を検討
「Lubuntu」が「Mir(Wayland)」を採用する計画を立てています。Ubuntu Touch
「Ubuntu Touch」は、モバイルデバイス向けの「Ubuntu」です。スマートフォンやタブレット向けのOSです。
「Ubuntu Touch」を開発する「UBports」は、最新版の「Mir」へアップグレードする取り組みを行っています。