KDE Plasma 5.14の新機能と変更点
「KDE Plasma 5.14」の新機能と変更点を紹介します。1.Display Configurationウィジェット
ディスプレイ設定を変更できる新しい「Display Configuration」ウィジェットが利用可能になりました。プレゼンテーション時にディスプレイの設定を変更したい時に役立ちます。
2.Audio Volumeウィジェット
「Audio Volume」ウィジェットでは、内蔵スピーカーのテストを行う機能が追加されました。この機能は「Phonon settings」から移管された機能です。
3.Networkウィジェット
「Network」ウィジェットは、再びSSH VPNトンネルもサポートするようになりました。4.プライマリモニターの切り替えがよりスムーズに
モニターの接続及び切断時に、プライマリモニターの切り替えがよりスムーズに行われるようになりました。5.ユーザーの切り替え機能の改善
ロック画面では、より使い勝手が良く、そしてセキュリティーが向上したユーザーの切り替えを行えるようになりました。6.暗号化されたファイル群のインポート
「Plasma Vault」から既存の暗号化されたファイル群をインポートできるようになりました。7.タスクマネージャーの改善
タスクマネージャーは「LibreOffice」との互換性が改善されました。8.システムモニターの改善
「システムモニター」では、ツールバーメニューから各種ツールを起動できるようになりました。9.キックオフアプリケーションメニューの改善
「キックオフアプリケーションメニュー」では、マウスのホバーに応じて即座にタブを切り替えるようになりました。10.ウィジェットとパネルの改善
ウィジェットやパネルは、一貫性のあるアイコンを使用するようになり、インターフェースの改善も行われています。11.ログアウト時の警告
「KDE Plasma」は、他のユーザーがログインしている時に、ログアウト画面にその旨を表示するようになりました。12.グローバルメニューの改善
テクニカルプレビューとして提供されていた「Global Menu」がGTKアプリをサポートし、デフォルトで利用できるようになりました。Plasma Discover
「Plasma Discover」に関する変更点です。1.ファームウェアのアップデートが可能に
「Discover」が「fwupd」をサポートし、PCのファームウェアアップデートに対応しました。2.Snapサポートの改善
Snapのチャンネルに対応しました。3.リリース日による並び替え
アプリをリリース日により並び替えられるようになりました。4.依存パッケージの表示
アプリの依存パッケージを表示できるようになりました。5.Flatpakバックエンドのインストール提案
Flatpakアプリインストール時にFlatpakバックエンドがインストールされていなかった場合、Flatpakバックエンドのインストールを提案するようになりました。6.パッケージ置き換え情報の提示
パッケージのアップデート時、他のパッケージを置き換える必要があるときは、その情報を表示するようになりました。7.その他改善
アップデートチェック中にアップデートボタンを無効表示するなど、UIの改善が行われています。また安定性が向上しています。