アップグレードを提供しない方針
今週末、「Ubuntu 18.10」がリリースされる予定です。「Ubuntu 18.10」のリリースに向け、リリースノートの準備が行われています。
Ubuntu 32bitユーザーはUbuntu 18.04が最後か
さてリリースノートに「Ubuntu 32bit版」向けのアップグレードに関する記述が行われています。
Upgrading from Ubuntu 18.04
Upgrades on i386
Users of the i386 architecture will not be allowed to upgrade to Ubuntu 18.10 as dropping support for that architecture is being evaluated and users of it should not be stranded on a release with a shorter support window than the release they are already running.
Upgrades on i386
Users of the i386 architecture will not be allowed to upgrade to Ubuntu 18.10 as dropping support for that architecture is being evaluated and users of it should not be stranded on a release with a shorter support window than the release they are already running.
この記述によると、「Ubuntu 32bit版」ユーザーは「Ubuntu 18.10」にアップグレードすることはできず、「Ubuntu 18.04」に留まることになります。
これは以前からも紹介している通り、32bit版のサポートをやめる(やめたい)という話があり、その話が現実味を帯びてきたということでしょう。
すでに「Ubuntu 32bit版」ディスクイメージのリリースは行われていません。
LTSに留まってもらう
通常リリース版の「Ubuntu」で32bit版のサポートを最後にした場合、ユーザーはサポート期間が9ヶ月しかない「Ubuntu」に留まることになってしまいます。そのためLTS版である「Ubuntu 18.04」で32bit版のサポートを最後にし、「Ubuntu 18.04」に留まってもらうことで、5年間のサポート期間の提供及び、64bit版への移行期間の確保が可能になります。
「18.10」では多くのフレーバーでも32bit版ディスクイメージのリリースが行われない予定です。
フレーバーがどうなるか分かりませんが、もし32bit版ディスクイメージをリリースしないフレーバーが「Ubuntu」と足並みを揃える場合、同様にアップグレードが提供されない可能性があります。
「Xubuntu」と「Lubuntu」は引き続き32bit版ディスクイメージがリリースされる予定ですが、「Lubuntu」ではユーザーの協力が無くなった時に32bit版の提供をやめるとの方針を出しています。