Ubuntu Touch OTA-5の振り返りとUbuntu Touch OTA-6
「Ubuntu Touch OTA-5」の振り返りと次期アップデートの「Ubuntu Touch OTA-6」の紹介です。Ubuntu Touchとは
「Ubuntu Touch」は、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイス向けに最適化されたOSです。「Ubuntu Touch」は「Ubuntu」ベースのOSであり、「UBports」コミュニティーにより開発が行われています。
外部ディスプレイとキーボード、そしてマウスをモバイルデバイスに接続すれば、UIがデスクトップ向けのUIに変化し、デスクトップとして活用することもできます。
つまり1つのモバイルデバイスで、モバイル環境とデスクトップ環境を利用することができます。
「Ubuntu Touch」がサポートしているデバイスや、各デバイスで利用可能な機能及び制限は、以下を参照してください。
Ubuntu Touch OTA-5
「Ubuntu Touch OTA-5」がリリースされました。「OTA」とはアップデートのことです。
新ブラウザー搭載
「Ubuntu Touch OTA-5」では新しいブラウザーである「Morphブラウザー」が採用されています。「Morphブラウザー」は「Chromium」エンジンのブラウザーであり、スムーズな動作と高速な動作を提供します。
「Netflix」は利用できる可能性がありますが、対応に必要な作業がまだ残っています。
KirigamiとQt
KirigamiウィジェットとQtの自動スケーリングをサポートしました。Qtアプリは自動スケーリングを利用でき、適切なサイズでコンテンツの表示が可能になります。
Ubuntu Touch OTA-5へのアップグレード
以前の「Ubuntu Touch」から「Ubuntu Touch OTA-5」へアップグレード可能です。「Ubuntu Touch OTA-5」には新しいメッセージ音と着信音が含まれていますが、アップグレードした場合それらの新しいサウンドはデフォルトとして設定されません。
これらのサウンドはアップグレードすればインストールされるため、必要ならサウンドの設定を変更してください。
「Nexus 5」のカメラの不具合が修正されました。
「QtPIM」がアップグレードされるため、アラームと同期が正常に動作するようになりました。
「Date」が修正され、アップデートページ等で正しい「Date」が表示されるようになりました。
コンバージェンスでは、外部ディスプレイのスケーリングが機能するようになりました。
ブラウザーで開いているタブをブラウザーのアップグレード後にも引き継ぎたい場合は、それらのページをブックマークしてください。
ブラウザーのアップグレード後もブックマークが引き継がれます。
Ubuntu Touch OTA-6
「Ubuntu Touch OTA-5」の次は「Ubuntu Touch OTA-6」のリリースが控えています。小規模なアップデート
「Ubuntu Touch OTA-6」は「Ubuntu Touch OTA-5」と比較すると、小規模なアップデートになります。「Ubuntu Touch OTA-6」では「Ubuntu Touch OTA-5」には間に合わなかったアップデートが中心的に提供されます。
ブラウザーの改良
ブラウザーでパーミッションダイアログの作成や、ハードウェアに対する最適化など、ブラウザーの改良が行われます。Oxideの削除
以前の古いブラウザーである「Oxide」のコンポーネントが削除されれば、イメージのサイズが劇的に縮小されます。Ubuntu Touch OTA-6のリリーススケジュール
「Ubuntu Touch OTA-6」は、2018年11月中旬に予定されています。リリースプロセスの改善
リリースプロセスの改善が検討されています。現状セキュリティーアップデートや不具合の修正アップデートの提供が非常に遅く、この状況を改善するためプロセスの自動化が検討されています。
この改善がうまく行けば、アップデートが積極的に提供されるようになります。