サポート終了まで3ヶ月を切る
「Ubuntu 14.04 LTS」のサポート終了まで3ヶ月を切りました。「Ubuntu 14.04 LTS」は2014年4月にリリースされたバージョンで、5年間の無償サポートが提供されています。
2019年4月30日にサポートが終了します。
捕捉
多くのフレーバーはサポート期間が3年であり、それらのフレーバーのサポート期間はすでに終了しています。サポート終了に備えよう
今現在「Ubuntu 14.04 LTS」を利用しているユーザーは、現在サポートが提供されているバージョンへの移行が推奨されます。引き続きLTS版の「Ubuntu」を利用したいユーザーは、以下のいずれかのバージョンにアップグレードすると良いでしょう。
- Ubuntu 16.04 LTS
- Ubuntu 18.04 LTS
事前にデータのバックアップや移行に伴う環境や状況の変化を確認しておき、「Ubuntu 14.04 LTS」のサポート期間が終了する前に新しいバージョンにアップグレードしましょう。
ESMの提供
「Ubuntu 14.04 LTS」では、無償サポート期間終了後も有償サポートによるセキュリティーアップデートが受けられます。この有償サポートサービスは「Extended Security Maintenance(ESM)」と呼ばれ、「Canonical」が提供する「Ubuntu Advantage」の一環として利用できます。
「ESM」の詳細については、以下を参照してください。
「ESM」の提供開始時期は「Ubuntu 14.04 LTS」のサポート終了日です。
ですのでその日から「ESM」に切り替えることができます。
Ubuntuのアップグレードを支援
「ESM」は、企業や法人といった組織がセキュリティーやその懸念に対処しながら「Ubuntu」を新しいバージョンに円滑に移行できるよう支援するサービスです。現在の「Ubuntu」で動作しているアプリが移行後の環境でも期待通りに動作するとは限らないため、アップグレードには確実な移行計画が必要になります。
しかし組織によってはサポート終了前に移行できない事情も存在します。
このような状況で「ESM」は、安全な環境を提供することでOSやアプリの移行戦略の確立を支援します。
これは「ESM」が持つ大きな価値の一つです。
Ubuntu 12.04 ESMの実績
「Ubuntu 12.04 ESM」は初めて「ESM」が提供されたバージョンです。「Ubuntu 12.04 ESM」ではすでに120を超えるアップデートをリリースしており、そのうち60件以上が致命的な脆弱性に対応するアップデートです。