Build 18334のWSLに関する変更点
2019年2月8日にリリースされた「Build 18334」の「WSL」に関する変更点の紹介です。WSLとは
「WSL」は、「Windows」上でLinuxバイナリーを動作させるための仕組みです。「Windows」上で「Ubuntu」や「openSUSE」などLinux環境を構築し、「Windows」からLinuxの実行ファイルを利用することができます。
Ubuntuのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」のインストール方法は、以下を参照してください。注意事項
「Microsoftストア」では3種類の「Ubuntu」を提供しています。「Ubuntu」をインストールする前に以下に目を通し、どの「Ubuntu」をインストールするのかを決めてから、「Ubuntu」のインストールを行ってください。
Ubuntu以外のLinuxディストリビューションのインストール方法
「WSL」及び「Ubuntu」以外のLinuxディストリビューションのインストール方法は、以下を参照してください。- openSUSE Leap 42をインストールするには
- SUSE Linux Enterprise Server 12をインストールするには
- Kali Linuxをインストールするには
- Debian GNU/Linuxをインストールするには
リリースノート
変更点の詳細は、リリースノートを参照してください。WSLの機能の改善や変更
「WSL」に関する機能の改善や変更です。1.タイムゾーンのマッピング方法の変更
「Windows」のタイムゾーンを「Linux」のタイムゾーンにマッピングする方法が見直され、適切にマッピングが行われるようになりました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
2./proc/self/fdの改良
「/proc/self/fd」のディスプレイソケットと「epoll」ファイルディスクリプターが正常に利用できるようになりました。WSLの不具合修正
「WSL」に関する不具合の修正です。1.メモリーリークの修正
「wsl.exe」でメモリーリークが発生する問題が修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。
また文字列翻訳関数が新規に追加されました。
2.スレッドがないスレッドプールのSIGCONTの扱い修正
スレッドがないスレッドプールで「SIGCONT」の扱いが修正されました。これにより改善する問題は、以下を参照してください。