無償サポートの終了とESMによる延長サポートの提供
以前紹介したように、2019年4月末に「Ubuntu 14.04 LTS」は5年間の無償サポート期間が終了しました。今後セキュリティーアップデートが提供されることはありません。
しかし「Canonical」では、サポート中の「Ubuntu」にすぐに移行できない企業のために、「ESM(Extended Security Maintenance)」による延長サポートを提供しています。
ESMによる3年間の延長サポート
「ESM」は「Canonical」が提供する延長サポートサービスです。「ESM」を利用することでさらに3年間の延長サポートが受けられます。
つまり2022年4月まで延長サポートが提供されます。
延長サポートでは「Ubuntu」の「main」に配置されている最も幅広く利用されているパッケージに対し、優先度の高い脆弱性に対応したセキュリティーアップデートを継続的に提供します。
企業は延長サポートを利用することで、サポート中の「Ubuntu」にアップグレードする前に、以降準備や移行後の確認など移行作業に十分な余裕をもたせることができます。
ESMにアクセスするには
すでに「Ubuntu Advantage Infrastructure」を契約しており、「ESM」リポジトリーにアクセスする必要があるなら、以下のページのプロファイルセクション内の「My Account」をクリックしてください。「ESM」の認証情報を確認できます。
「ESM」を有効にする方法は、以下で説明されています。
「ESM」の利用資格がない場合は、以下で利用資格を要求できます。
「Ubuntu Advantage Infrastructure」を契約していない場合は、「ESM」の詳しい情報や「Ubuntu 14.04」で「ESM」を有効にする方法など、以下から「Canonical」とコンタクトを取れます。