インストーラーで選択したEFIシステムパーティションにブートローダーがインストールされない不具合
インストーラーで選択した「EFIシステムパーティション(ESP)」にブートローダーがインストールされない不具合が報告されています。不具合の現象
ブートローダーはインストーラーで選択した「ESP」ではなく、最初に見つかった「ESP」にインストールされてしまいます。報告者の環境では、すでに「Fedora」と「Windows」がインストールされている環境に「Ubuntu」をインストールする際、インストーラーで「ESP」に「/dev/sdb1」を指定したにも関わらず、「/dev/sda2」にブートローダーがインストールされてしまうとのことです。
リリースノートの更新
また「Ubuntu」のリリースノートが更新され、本件が追記されています。対応策
以下で本不具合の対応策が紹介されています。「grub」の再インストールですね。
「/etc/fstab」で「ESP」が正しく指定されていることも確認しましょう。
またUEFI側のブートマネージャーで「ubuntu」のブートローダーが正しく指定されていることも確認しましょう。
「efibootmgr」コマンドでUEFI側のブートマネージャーの設定を確認することもできます。
また「Ubuntu」をインストールする前にライブメディアから起動した「Ubuntu」上で「gparted」を起動し、予め既存の「ESP」のパーティションフラグをオフにしておく方法が紹介されています。
「ESP」を示すフラグをオフにすることで、インストーラーはただの「FAT32」でフォーマットされたパーティションと認識します。
そして「Ubuntu」インストール後に再度オフにした「ESP」のパーティションフラグをオンにします。