UMPC向けイメージのリリース
「UMPC(Ultra-Mobile PC)」向け「Ubuntu MATE 19.10」がリリースされました。UMPC向けUbuntu MATE
「UMPC」向け「Ubuntu MATE」は、「UMPC」の特性や特徴に合わせ最適化された「Ubuntu MATE」です。- フレームバッファとXorgディスプレイの回転に対応
- デフォルトでティアフリーレンダリングのサポート
- Xorg/Waylandでタッチスクリーンの回転に対応
- Xorgでスクロールホイールエミュレーションに対応
- コンソールフォントの解像度を倍のサイズに
- WUXGA(1920 x 1200)ディスプレイ向けに解像度のスケーリングをサポート
- GRUB画面の回転(GPD Pocket 2)
- BRMC4356 WiFiをデフォルトで有効化(GPD Pocket)
- ファンコントロールカーネルモジュールをデフォルトで有効化(GPD Pocket)
対応デバイス
以下のデバイス向けに「Ubuntu MATE 19.10」のイメージが提供されています。- GPD Pocket
- GPD Pocket 2
- GPD WIN 2
- OneMix Yoga 1s
- OneMix Yoga 2
- GPD MicroPC
- GPD P2 Max
- Topjoy Falcon
ディスクイメージのダウンロード
「UMPC(Ultra-Mobile PC)」向け「Ubuntu MATE 19.10」のディスクイメージは、以下からダウンロードできます。デバイスの種類ごとにディスクイメージが別れているので、ダウンロードする前に対応デバイスを確認してから、ディスクイメージをダウンロードしてください。
デスクトップセッションスケーリングを無効化するには
画面の解像度をディスプレイのネイティブの解像度に戻すには、「コントロールセンター」から「自動起動するアプリの設定」を開き、「自動起動するプログラム」から「GPD Pocket Display Scaler」を探します。「GPD Pocket Display Scaler」のチェックを外しこの画面を閉じ、ログアウトして再度ログインします。
これで画面の解像度が「WUXGA(1920 x 1200)」に戻ります。
既知の問題
デバイスによって既知の問題があります。1.GRUB2のブートメニューが90度回転される(GPD Pocket/GPD MicroPC/Topjoy Falcon)
GRUB2のブートメニューが90度回転されて表示されます。回避策は、画面に合わせ頭を90度傾けてください。
2.スピーカーがモノラルになる(GPD Pocket)
「GPD Pocket」に搭載されているスピーカーでは、音声がモノラルになり右チャンネルが再生されません。回避策は、3.5mmオーディオジャックにヘッドフォンを接続して音声を聞いてください。
3.GRUB2のブートメニューが表示されない(GPD Pocket 2)
ライブメディアから起動した場合、GRUB2のブートメニューが表示されません。インストール後の環境では問題ありません。
回避策は、そのまま「Ubuntu MATE」が起動するまで数秒待つか、「エンター」キーを押して「Ubuntu MATE」の起動を促します。
4.スプラッシュスクリーンが回転されない(GPD Pocket/GPD Pocket 2/GPD MicroPC/Topjoy Falcon)
スプラッシュスクリーンが回転しません。回避策は、気にしないことです。