Ubuntu Touchニュース
「Ubuntu Touch」の開発を行っている「Ubports」では、「Ubuntu Touch Q&A」にて「Ubuntu Touch」の開発状況を紹介しています。ARM64版libhybrisのマージ
ARM64版「libhybris」が「edge」チャンネルにマージされました。これにより新しいデバイスへの「Ubuntu Touch」の移植が、より簡単になりました。
またこれは「Raspberry Pi」向けの「Ubuntu Touch」の開発に役立ちます。
新しいMirの進捗
新しい「Mir」は、「Wayland」プロトコルを使用して「Wayland」上で動作できるようになりました。サーバー(コンポジター)を「root」で動作させ、もう一つのサーバーをユーザーセッション内で動作させることができます。
これによりユーザーセッションをサスペンドでき、バッテリーの消耗を抑えることができます。
またプライバシーとセキュリティーの向上にも繋がります。
Bluetoothヘッドセットのサポート改善
アップグレードした「bluez」とパッチをあてた「PulseAudio」にて、Bluetoothヘッドセットが動作するようになりました。Raspberry Pi 3上で動作するUbuntu Touch
7インチのタッチスクリーンを接続した「Raspberry Pi 3」で「Ubuntu Touch」が動作しました。「Raspberry Pi」は開発プラットフォームとして熟成しているため、「Ubuntu Touch」向けアプリケーションの開発プラットフォームとして幅広く活用可能でしょう。
Volla Phone
「Volla Phone」は、自由さとシンプル、プライバシーの尊重、そして高度なセキュリティーを目的としたスマートフォンです。「Volla Phone」は「Volla」が開発に向けて取り組んでいるスマートフォンであり、「Volla」は「Hallo Welt Systeme UG」会社によってホストされています。
「Volla Phone」を実現するため、以下でクラウドファンディングが行われています。
そして「Hallo Welt Systeme UG」の創設者が「Ubuntu Touch」に高い関心と評価を寄せています。
創設者は「Volla Phone」にとって「Ubuntu Touch」が最適なOSの候補であり、コミュニティーのサポートや法人化の取り組みを高く評価しています。
Ubuntu Touchとは
「Ubuntu Touch」は、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイス向けに最適化されたOSです。ユーザーのプライバシーと自由を尊重したOSです。
「Ubuntu Touch」は「Ubuntu」ベースのOSであり、「UBports」コミュニティーにより開発が行われています。
外部ディスプレイとキーボード、そしてマウスをモバイルデバイスに接続すれば、UIがデスクトップ向けのUIに変化し、デスクトップとして活用することもできます。
つまり1つのモバイルデバイスで、モバイル環境とデスクトップ環境を利用することができます。
「Ubuntu Touch」がサポートしているデバイスや、各デバイスで利用可能な機能及び制限は、以下を参照してください。