Ubuntu Touch その83 - Ubuntu Touch OTA-12のリリース日変更

Ubuntu Touchニュース

「Ubuntu Touch」及び「Lomiri（旧名：Unity 8）」を開発している「UBports」では、「Ubuntu Touch Q&A」にて「Ubuntu Touch」や「Lomiri」の開発状況を紹介しています。

いくつかピックアップします。

「PinePhone」は、「Ubuntu Touch」をプリインストールしたエディションを選択できるスマートフォンです。

工場出荷モデルのビルドが完了し、起動時に「PinePhone」のスプラッシュロゴが表示されるようになりました。
このモデルが出荷される予定です。

「PinePhone」にプリインストールされた「Ubuntu Touch」の不具合修正や改良は工場出荷時に完遂せず、ユーザーが「PinePhone」入手した後に「Ubuntu Touch」のアップデートを提供し、それらに対応する予定です。

デフォルトのクロックを400MHzから500MHzに向上させることで、パフォーマンスが向上しています。

カメラ機能は、工場出荷時の「Ubuntu Touch」で動作します。

「CRUST」は省電力管理ツールです。
「CRUST」により、バッテリーを最大限活用できます。
省電力管理は「PinePhone」の通常の利用においても重要な機能であるため、アップデートを即座に提供できるよう、最優先で対応が行われています。

現在イヤホンの不具合の調査が行われています。
これ以外の電話機能は、正常に動作しています。

位置情報のサポートはまだ動作していませんが、優先順位を上げて対応作業が行われています。

「Ubuntu Touch OTA-12」はテストで深刻な問題が見つかったため、リリース日が2020年5月13日に変更されました。
日本時間では+1日程度見ておきましょう。

「Ubuntu Touch OTA-12」では、「Canonical」がリリースした最新の「Unity 8」が含まれています。

OS全体のコントラストが改良されています。
キーボードの編集オーバーレイは、スペースバー長押しの代わりにスワイプアップで操作できるようになりました。
また2回タップしてそれらを制御できるようになりました。

「Morph」はウェブブラウザーです。
アプリケーションは、ファイルのダウンロードに「Morph」を活用できるようになり、時間がかかっていたクッキーの削除処理が改善されました。

マルチカラーLEDを搭載したデバイスでは、充電状態を適切にLEDで表現できるようになりました。

翻訳が整理され、システム設定等でUIが適切に表示されるようになりました。

「Ubuntu Touch」は、スマートフォンやタブレットなどモバイルデバイス向けに最適化されたOSです。
ユーザーのプライバシーと自由を尊重したOSです。
「Ubuntu Touch」は「Ubuntu」ベースのOSであり、「UBports」コミュニティーにより開発が行われています。

外部ディスプレイとキーボード、そしてマウスをモバイルデバイスに接続すれば、UIがデスクトップ向けのUIに変化し、デスクトップとして活用することもできます。
つまり1つのモバイルデバイスで、モバイル環境とデスクトップ環境を利用することができます。

「Ubuntu Touch」がサポートしているデバイスや、各デバイスで利用可能な機能及び制限は、以下を参照してください。

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