Linux Mint月刊ニュース
「Linux Mint」開発チームは、Linux Mint月刊ニュースにて「Linux Mint」の開発状況や取り組みを紹介しています。次に控える開発作業
先ほど紹介した通り「Linux Mint 20」がリリースされました。次に控える開発作業は、「Linux Mint 19.3」から「Linux Mint 20」へアップグレードを提供するための作業と、「LMDE 4」に新機能を移植する作業です。
これらの作業に2週間の期間が割り当てられます。
β版のフィードバックのお礼
「Linux Mint 20 β版」ではユーザーから数々のフィードバックを受け取りました。167件の報告が対応され、「Cinnamon」の分数スケーリング(Fractional Scaling)はより直感的になり、多くの翻訳に関する問題が修正されました。
またLVMによるストレージの暗号化は、インターネット接続が不要になり、パネルレイアウトの選択はようこそ画面に復帰しました。
「Qt」や「Electron」やアプリの「StatusNotifier」アイコンサポートが改善され、多くのコンポーネントの不具合が修正されています。
フィードバックのおかげで新たな課題を把握でき、そしてより素晴らしい品質のリリースへと繋げることができました。
β版からの変更
新しい「Mint-Y」カラーの導入は、「Linux Mint 20.1」まで延期されました。「GRUB」のブートメニューが常に表示される変更は元に戻されました。
特定のノートPCで「Linux Mint 20」が起動しなくなる「GRUB」テーマが削除されました。
公式ドキュメントに反映
「Linux Mint 20」で行われた変更は、以下の公式ドキュメントに反映されています。特に「Snap」や「Chromium」の利用方法など「Ubuntu」と異なる点があるため、公式ドキュメントに目を通しておくと良いでしょう。