デフォルトでLink Time Optimizationが有効に
現在開発中の「Ubuntu 21.04」では、デフォルトで「Link Time Optimization(リンク時最適化)」が有効になります。Link Time Optimization
「Link Time Optimization(LTO)」は複数の翻訳単位を対象に最適化を行う機能です。「LTO」による利点は、パフォーマンスの向上とバイナリーサイズの削減です。
もちろんその効果はソフトウェアによって異なります。
対象アーキテクチャー
「LTO」は「riscv64」を除く64bitアーキテクチャーで有効になります。アップストリームのプロジェクトの中には、すでにデフォルトで「LTO」を有効にしているプロジェクトもあり、そうでなくても「GCC」や「Python」のように「LTO」を有効にする設定オプションを提供しているプロジェクトもあります。
加えてすでに「LTO」をデフォルトで有効しているLinuxディストリビューションも存在しています。
これらを踏まえ「Ubuntu 21.04」では、デフォルトで「LTO」が有効になる予定です。