ubuntu-advantage-toolsを推奨パッケージに変更する要望
「ubuntu-advantage-tools」を推奨パッケージに変更して欲しいとの要望を受け、これに関し以下で意見が募集されています。ubuntu-advantage-tools
「ubuntu-advantage-tools」は「Ubuntu Advantage」を管理するソフトウェアを提供するパッケージです。「Ubuntu Advantage」は「Canonical」が提供する「Ubuntu」のサポートサービスです。
依存パッケージに指定されている
現在「ubuntu-advantage-tools」パッケージは「ubuntu-minimal」パッケージの依存パッケージに指定されています。「ubuntu-minimal」パッケージは「Ubuntu」のコアとなるソフトウェアを構成するためのパッケージであり、「ubuntu-minimal」パッケージの依存パッケージに指定されている「ubuntu-advantage-tools」パッケージは「Ubuntu」にとって必須である、という位置づけになっています。
言い換えればデフォルトで「ubuntu-advantage-tools」パッケージがインストールされるということです。
しかし「ubuntu-advantage-tools」パッケージは、例え特定のユーザーにとって不要なパッケージでも、削除できない(してはならない)パッケージになっています。
「ubuntu-advantage-tools」パッケージを削除しようものなら、システムが壊れます。
ユーザーにサポートパスを周知するため
依存パッケージに指定されている理由は、「Ubuntu LTS」の無償サポート終了後も「ESM」による継続的なセキュリティーアップデートを受けられることをユーザーに周知するためです。基本的にアップグレード可能な状況ならそうすることが望ましいですが、ユーザーによっては既存資産の移行に伴うコスト及びリスクから、すぐにはアップグレードできない状況も存在し得ます。
かといってサポートされていない「Ubuntu」の利用は非常に大きなリスクを伴います。
そこでそのリスクを抑えつつも移行計画に幅を持たせられるようにするため、「Canonical」は「ESM」によるセキュリティーアップデートサービスを提供しています。
推奨パッケージに変更して欲しい
さて「ubuntu-advantage-tools」パッケージを「ubuntu-minimal」パッケージの推奨パッケージに変更して欲しいとの要望が挙げられました。推奨パッケージに変更することで「ubuntu-advantage-tools」パッケージが不要なユーザーはシステムを壊すことなく「ubuntu-advantage-tools」パッケージを削除(アンインストール)できます。
というわけでこの変更に関する意見が一番最初のリンクで募集されています。