インストーラーの起動 〜 インストール方法の選択
「Ubuntu 22.04 LTS」のインストール作業です。ここで紹介する内容は、以下の続きになります。
インストーラーの画面がディスプレイからはみ出す場合は
インストーラーの画面がディスプレイからはみ出す場合は、「Super」キー(Windowsキーのこと)を押しながらウィンドウをドラッグすれば、ウィンドウを移動できます。1.インストーラーの起動
ドックからインストーラーをクリックしインストーラーを起動します。2.言語選択画面
以下のように言語選択画面が表示されるので、「日本語」が選択されていることを確認して「続ける」ボタンをクリックしてください。ここで「日本語」を選択しないとインストール後の言語環境が「日本語」にならないため注意してください。
3.キーボードレイアウトの選択
使用しているキーボードレイアウト(キー配置)を選択し、「続ける」ボタンをクリックしてください。4.アップデートと他のソフトウェアの設定
以下の画面が表示されますので、各種設定を行います。設定が終わったら「続ける」ボタンをクリックしてください。
4-1.あらかじめどのアプリケーションをインストールしますか?
選択肢によってプリインストールされるアプリの構成が変わります。通常のインストール
オフィススイートや多くのユーザーが利用するであろうアプリがプリインストールされます。特に初めて「Ubuntu」を利用するユーザーは、「通常のインストール」を選択すると良いでしょう。
最小インストール
ウェブブラウザーなど基本的なアプリのみがプリインストールされます。「最小インストール」を選ぶとインストール後のストレージの使用量が減ります。
4-2.Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする
ソフトウェアにアップデートはつきものです。特に理由がなければこのオプションは有効にしておきましょう。
4-3.グラフィックとWi-Fiハードウェアと追加のメディアフォーマットのサードパーティー製ソフトウェアをインストールする
いわゆるデバイスドライバーやメディアコーデックなど、サードパーティー製のソフトウェアをインストールするオプションです。特に理由がなければこのオプションは有効にしておきましょう。
4-4.Configure Secure Boot
「UEFI」かつセキュアブートが有効な環境では、このオプションが表示されます。インストール後の初回起動時にここで指定したパスワードを利用して、セキュアブートで使用する鍵(MOK)を登録します。
この鍵はユーザーがインストールするカーネルモジュールの署名に使用されます。
5.インストールの種類の選択
「Ubuntu」のインストール方法を選択します。この画面の選択肢はストレージの内容によって異なります。
どれを選ぶか?
「それ以外」以外の選択肢を選択すれば、インストーラー側でパーティション構成を自動的に決めて「Ubuntu」をインストールしてくれます。「Ubuntu」に不慣れなユーザーは「それ以外」以外の選択肢を選択するのが良いでしょう。
高度な機能について
選択肢によっては「高度な機能」を選択することができます。LVMやZFSの利用をここで指定することも可能です。
ただしこれら高度な機能は一般ユーザーからは分かりにくい機能です。
特にトラブル発生時に高度な知識を要求されます。
これらの機能に馴染みがないユーザーは、高度な機能の利用は避けたほうが良いでしょう。
ここでは例として自分でパーティションを作成する
今回は例として「それ以外」を選択し、自分でパーティションを作成してみます。パーティションの作成についても相応の知識が要求されるので、自信がなければ他の選択肢を選んだほうが良いでしょう。
6.パーティションの作成と構成
次はインストール作業の山場となるパーティションの作成と構成です。「BIOS」と「UEFI」でパーティション構成が変わります。