kledgeb UbuntuやLinuxの最新情報を紹介

Ubuntu 22.04 その74 - 複数のワークフローをもっと快適に・ワークスペースやマルチタスクの設定をカスタマイズする

複数のワークフローをもっと快適に

複数のワークフロー(作業)を並列して熟す機会は多いでしょう。
「Ubuntu」では並列作業をユーザーの使い方にあわせて支援できるよう、いくつか設定項目が用意されています。


マルチタスク

PCに詳しいユーザーからすればマルチタスクとは複数のプロセスを並列に動作させる仕組みや概念を想像されると思いますが、ここで言うマルチタスクとはユーザーが自身の作業(タスク)を並列(マルチ)して行うことを意味します。

マルチタスクの設定

マルチタスクの設定は、「設定」アプリの「マルチタスク」から行います。


マウスカーソルの移動だけでアクティビティを表示する

「ホットコーナー」を有効にすると、マウスカーソルをデスクトップ画面の左上に移動しただけで、「アクティビティ」を表示できるようになります。


ウィンドウの自動配置

Windowsでいうところのスナップ(エアロスナップ)です。
アプリのウィンドウをデスクトップ画面の端(下除く)に移動するだけで、ウィンドウの自動リサイズと自動配置を行ってくれる機能です。


例えばアプリのウィンドウをデスクトップ画面の右端にドラッグ&ドロップすると、デスクトップ画面の右半分にアプリのウィンドウが配置されます。
そしてアプリのウィンドウを上端にドラッグ&ドロップすると、アプリのウィンドウがデスクトップ画面全体に最大化されます。

ワークスペース数のカスタマイズ

ワークスペース数をカスタマイズできます。

ワークスペース

ワークスペースとは仮想的なデスクトップ画面のことです。
ワークスペースごとにアプリのウィンドウを配置できます。


例えば画像編集と動画編集を並列して行う場合、それぞれのアプリを同じデスクトップ画面に配置するのではなく異なるワークスペースに配置すれば、関連するアプリをワークスペースごとにまとめることができます。
ユーザーはワークスペースを切り替えることでそれぞれのワークフローに特化したデスクトップ画面で作業を行えます。

様々な作業やアプリが混在した1つのデスクトップ画面で作業を行うよりも、ワークスペースごとに作業を分類したほうが混乱や誤操作を回避しやすくなるでしょう。
ワークスペースとは言い換えれば特定の作業を行うための机が複数あるようなものです。

動的なワークスペースと固定的なワークスペース

ワークスペースの数には、動的に調整可能な動的なワークスペースと、あらかじめユーザーがワークスペース数を指定しておく固定的なワークスペースがあります。
この設定は「ワークスペース」で設定できます。


動的なワークスペースでは、ユーザーが新規作成用のワークスペースにアプリのウィンドウを配置すると、自動的にそのワークスペースが有効になります。
つまりワークスペースが1つ増えることになります。

その一方でワークスペースに配置されているアプリのウィンドウがすべてなくなると、そのワークスペースは自動的に削除されます。
都合の良い方を選択してください。

マルチモニターとワークスペース

マルチモニター(マルチディスプレイ)環境で作業しているユーザーも多いでしょう。
ユーザーの中にはプライマリーモニター(メインモニター)で主要な作業をし、サブモニターで補助的な作業を行うこともあります。
例えばサブモニターでブラウザーを起動し調べものをしながら、プライマリーモニターで動画編集など複数の作業を行う場合です。

サブモニターとワークスペース

この時プライマリーモニターでのみワークスペースを有効にし、サブモニターは常に同じデスクトップ画面を配置したい場合もあるでしょう。
もちろん逆もまた然りであり、すべてのモニターでワークスペースを有効にしたい場合もあるでしょう。

マルチモニターとワークスペースの設定

この設定は「マルチモニター」で行います。


都合の良い方を選択してください。

アプリケーション切り替えとワークスペース

「Ubuntu」で実行中のアプリを切り替える際、デスクトップ画面の左端に配置されているドック(Ubuntu Dock)や、「Super(Windows) + Tab」キーからアプリを切り替える機会が多いかと思います。
「アプリケーションの切り替え」ではこれらアプリ切り替え機能をワークスペースと絡めてカスタマイズできます。


ワークスペースの設定

アプリの切り替え機能ですべてのアプリケーションを対象にアプリを切り替えることもできますし、現在利用しているワークスペースに配置されているアプリを対象にアプリを切り替えることもできます。


モニターの設定

モニターの設定はドックの振る舞いに関する設定です。
ドックにもタスクバーのような機能があり、アプリのアイコンをクリックすることでアプリを切り替えられます。
実行中のアプリをどのようにドックに配置するのかを、ここの設定で変更できます。

Ubuntu
スポンサー
コメント
コメントポリシー
コメントをする前に UbuntuのCode of Conduct(CoC/行動規範) を確認し、CoCに沿ったコメントをお願いします。
コメントの使い方は、コメントの使い方を参照してください。
同一カテゴリーの記事
SNS
人気の記事
  • Ubuntu 22.04 その120 - UbuntuのブートローダーをBoot Repairで修復するには・Ubuntuが起動しないトラブルを解決
    UbuntuのブートローダーをBoot Repairで修復するには 「Boot Repair」はOSのブートローダーに起因するOSが起動しない問題を簡単に解決してくれるアプリです。
  • Ubuntu 22.04 その79 - 画面ロックの有効・無効を設定するには・画面ロック時の設定をカスタマイズするには
    画面ロックの有効・無効を設定するには 一定時間ユーザーによる操作がない時に、自動的に画面をロックしパスワードで保護したり、画面をブランク状態にできます。
  • Linux その309 - This Week in Plasma の貢献者の募集と投稿頻度の抑制
    This Week in Plasma の貢献者の募集と投稿頻度の低下 KDE で This Week in Plasma の貢献者が募集されています。
  • Ubuntu 26.04 その9 - Ubuntu Desktop 26.04 LTS の開発方針・プリインストールアプリの変更やソフトウェア管理の一元化など
    Ubuntu Desktop 26.04 LTS の開発方針 2025年11月26日、Ubuntu Desktop 26.04 LTS の開発方針がアナウンスされました。
  • Ubuntu 22.04 その95 - ディスプレイサーバーを切り替えるには・XorgとWayland
    ディスプレイサーバーを切り替えるには 「Ubuntu」はデフォルトで2種類のディスプレイサーバーを提供しています。
  • Ubuntu 22.04 その98 - 入力ソースとキーボートレイアウトと日本語入力のカスタマイズ
    入力ソースとキーボートレイアウトと日本語入力 「Ubuntu」ではユーザーが利用しているキーボードレイアウトや日本語入力のカスタマイズが可能です。
  • Ubuntu 26.04 その5 - デイリービルドのディスクイメージが利用可能に・ディスクイメージのダウンロード
    デイリービルドのディスクイメージ Ubuntu 26.04 LTS のデイリービルドのディスクイメージが利用できるようになりました。
  • VirtualBox その125 - ゲストOSのUbuntuにLinux Guest Additionsをインストールするには
    ゲストOSのUbuntuにLinux Guest Additionsをインストールするには 仮想マシンにインストールしたゲストOSの「Ubuntu」に、「Linux Guest Additions」をインストールする方法です。
  • Ubuntu nano その5 - 文字列を検索する
    文字列を検索する(Where Is)   文字列の検索は、部分一致と正規表現による検索が可能です。 検索の開始始点   現在カーソルのある位置から検索を行います。   もし、テキストの最後まで検索して文字が見つからない場合、   nanoはテキストの先頭から検索...
  • Linux その308 - KDE Plasma 6.6 で実装予定の新機能や改善・Wi-Fi 設定画面の改善や Windows ゲームのサポート改善など
    KDE Plasma 6.6 で実装予定の新機能や改善 2025年12月13日、KDE Plasma 6.6 で実装予定の新機能や改善が以下で紹介されています。
記事のピックアップ
オプション