Lubuntu Backports PPAがリリースされました
2022年7月19日、「Lubuntu」開発チームは「Lubuntu 22.04 LTS」向けに「Lubuntu Backports PPA」をリリースしました。Lubuntu Backports PPA
「Lubuntu Backports PPA」は「Kubuntu Backports PPA」と同じ役割を持つPPA(リポジトリー)です。「Lubuntu」は「LXQt」がリリースするソフトウェアを採用した「Ubuntu」のフレーバーです。
一度「Lubuntu」がリリースされた後に「LXQt」が新しいバージョンのソフトウェアをリリースしても、既存のバージョンはメジャーアップデートされません。
これはバージョンアップによる大きなUI/UXの変化を抑制し、既存のユーザーに日常的に安定した使い勝手を提供する「Ubuntu」の方針でもあります。
しかしユーザーの中にはいち早く「LXQt」がリリースするソフトウェアを利用したいユーザーもいるでしょう。
そこで「Lubuntu」開発チームはリリース済みの「Lubuntu」に対し、「Lubuntu」リリース後に「LXQt」がリリースした新しいソフトウェアを「Lubuntu Backports PPA」経由でユーザーに提供しています。
ユーザーは「Lubuntu Backports PPA」を導入することで「LXQt」がリリースした新しいソフトウェアを導入できます。
Lubuntu Backports PPAの導入手順
「Lubuntu 22.04 LTS」に「Lubuntu Backports PPA」を導入する方法を紹介します。作業上の留意点
「Lubuntu Backports PPA」の導入作業は「QTerminal(端末)」で行います。コマンドを端末に貼り付けるには
クリップボードにコピーしたコマンドを「端末」に貼り付けるには、「端末」上で「Shift + Ctrl + V」キーを押します。パスワードの入力が促されたら
以下のようにパスワードの入力が促されるので、自分のパスワードを入力して「エンター」キーを押します。
[sudo] ユーザー名のパスワード:
パスワードを入力しても何も表示されませんが、入力自体は行われています。
1.Lubuntu Backports PPAの導入
「QTerminal」で以下のコマンドを実行し、PPAの導入を実行します。sudo add-apt-repository ppa:lubuntu-dev/backports
2.導入確認
以下のように確認画面が表示されるので、「エンター」キーを押します。もし「Lubuntu Backports PPA」の導入をやめるなら、このタイミングで「Ctrl + C」キーを押してください。
3.導入の実行
以下のように「Lubuntu Backports PPA」が導入されます。以上で完了です。
4.必要に応じてソフトウェアのアップデート
後は必要に応じてソフトウェアをアップデートしてください。アップデート完了後、PCを再起動してください。