WSL 0.67.6の新機能と変更点
2022年9月22日にリリースされた「WSL 0.67.6」の新機能と変更点をピックアップします。ストアアプリケーション版WSL
ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。リリースノート
リリースノートは以下を参照してください。WSLの機能改善や変更
「WSL」に関する機能改善や変更です。1.Systemdのサポート
「Systemd」がサポートされました。詳細は以下を参照してください。
2.ネットワークエンドポイント生成に関する問題の回避
一時的な問題を回避するため、ネットワークエンドポイント生成周りの処理で再試行するようになりました。3.エラーメッセージの改善
ディストリビューションの「VHDX」をマウントできなかった時に、それを示す専用のエラーメッセージが追加されました。4.GitHubから直接アップデート可能に
以下のコマンドでGitHubから直接アップデートできるようになりました。
wsl.exe --update --web-download
5.WSLgのアップデート
「WSLg」が「WSLg 1.0.44」にアップデートされました。いくつか改善や不具合の修正をピックアップします。
- パッケージ化された「wslg.exe」へのショートカットを作成できるように「WSLDVCPlugin」がアップデートされました。
- 「WSLGd」が「msrdc」の実行アイリアスを使用するようにアップデートされました。
- ディストリビューションにインストールされているXサーバーフォントを利用できるようになりました。
- WestonのRDPや「XWayland」が改善され、相互運用性が改善されました。
6.Linux kernelのアップデート
「Linux kernel」が「Linux kernel 5.15.62.1」にアップデートされました。- ベースカーネルのバージョンが「5.15.62」にアップデートされました。
- 「CONFIG_CEPH*」フラグが再度有効化されました。
- 「EROFS」設定が有効になりました。
- 「CVE-2022-38014」の脆弱性が修正されました。