WSL その255 - WSL 1.0.3の新機能と変更点

WSL 1.0.3の新機能と変更点

2022年12月1日にリリースされた「WSL 1.0.3」の新機能と変更点をピックアップします。

ストアアプリケーション版WSL

ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。

• Microsoft StoreからWSLをインストール可能に・Microsoft StoreからWSLをインストールするには

リリースノート

リリースノートは以下を参照してください。

• Release Notes for Windows Subsystem for Linux in the Microsoft Store

WSLの変更点

「WSL」の変更点を紹介します。

1.Linux kernelのアップデート

「Linux kernel」が「Linux kernel 5.15.79.1」にアップデートされました。

2.drvfsドライブのマウント

読み込み可能なdrvfsドライブのみマウントされるようになりました。

3./tmp/.X11-unixを再作成するsystemdユニットの追加

「/tmp/.X11-unix」が削除された時に「/tmp/.X11-unix」を再作成する新しいsystemdユニットが追加されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

• [0.70.8] masking systemd-tmpfiles-setup/systemd-tmpfiles-setup-dev breaks things elsewhere

4.不正なパスの削除

入れ子になった仮想化がサポートされていない時に不正になるパスが削除されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

• WslRegisterDistribution failed with error: 0x80040323

5.wslコマンドにオプション追加

「wsl.exe --update」に「--pre-release」オプションが追加されました。