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WSL その256 - WSL 1.1.0の新機能と変更点

WSL 1.1.0の新機能と変更点

2023年1月19日にリリースされた「WSL 1.1.0」の新機能と変更点をピックアップします。


ストアアプリケーション版WSL

ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。

  • Microsoft StoreからWSLをインストール可能に・Microsoft StoreからWSLをインストールするには

リリースノート

リリースノートは以下を参照してください。

  • Release Notes for Windows Subsystem for Linux in the Microsoft Store

WSLの変更点

「WSL」の変更点を紹介します。

1.overlayfsの利用

ディストリビューションのVHDが読み込み専用でマウントされた場合、「overlayfs」を利用するようになりました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • Error code: Wsl/Service/CreateInstance/0x8000ffff

2.--debug-shellオプション

「wsl.exe」に「--debug-shell」オプションが追加されました。

3.Plan 9サーバーの修正

Plan 9サーバーで追加されたグループも活用されるようになりました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • <path> is not accessible from Windows explorer

4.新しいターミナルでアプリを開始しないように修正

新しいターミナルで、ディストリビューションのアプリケーションを開始しないように修正されました。

5.--mountオプションのサポート改善

「wsl.exe」の「--mount」オプションで、マウントフラグがサポートされました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • WSL2 --mount is caching/buffering with no chance of flushing immediately

6./dev/shmの作成方法の変更

「/dev/shm」がバインドマウントで作成されるようになりました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • Systemd/Snapd: /dev/shm symlink breaks some snaps with "Private Shared Memory" enabled.

7.ディスクイメージの再マウント時にマウントできない問題の修正

ディスクイメージの再マウント時にマウントできない問題が修正されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • mounted vhdx path changes after WSL vmIdleTimeout expires

8.Linux kernelのアップデート

「Linux kernel」が「Linux kernel 5.15.83.1」にアップデートされました。

  • Linux kernel 5.15.83.1

これにより「x86」と「arm64」で「CONFIG_TIME_NS」が有効になりました。
また「arm64」で「CONFIG_DEFERRED_STRUCT_PAGE_INIT」が無効になりました。

9.PulseAudioのサポート改善

「PulseAudio」の環境変数に「unix:」プレフィックスが追加されました。

10.同じIPアドレスの再利用

WSL NAT ネットワークで、なるべく常に同じIPアドレスが再利用されるように変更されました。

11.--no-launchオプションが動作しない問題の修正

「wsl.exe --install --no-launch」が「WSL」やディストリビューションをインストールせずに処理が終了する問題が修正されました。
これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。

  • --no-launch option not working when distro is not specified

12.BasePathの削除

「wsl --import」が失敗した時に「BasePath」が削除されるようになりました。

13.WSLgのアップデート

「WSLg」が「WSLg 1.0.48」にアップデートされました。

  • WSLg 1.0.48

「WSLGd」が「init」を明示してRDPクライアントを起動するようになりました、
これによりWindows側で「msrdc.exe」が起動しない問題が修正されました。
「xwayland」では、バックポートにより不要になった最大フレームのフラグ設定が元に戻されました
「rdp-backend」では、RDPクライアントの切断時に「Weston」がクラッシュする問題が修正されました。

14.localhostの修正

「localhost」のリレーで、衝突するバインドを無視するようになりました。
また「seccomp」を使用するようになりました。

15.ユーザーセッション

サービス停止時に新しいユーザーセッションを作成しないように修正されました。

WSL
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