WSL 1.1.5の新機能と変更点
2023年3月15日にリリースされた「WSL 1.1.5」の新機能と変更点をピックアップします。ストアアプリケーション版WSL
ストアアプリケーション版「WSL」の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。リリースノート
リリースノートは以下を参照してください。WSLの変更点
「WSL」の変更点をいくつか紹介します。1.カスタムカーネルのサポート
「ARM64」でカスタムカーネルがサポートされました。これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。
2.ユーザーワーニングの実装
ユーザーワーニング(user warning)が実装されました。3.wsl2.pageReportingOrderの設定変更
「wsl2.pageReportingOrder」の設定がデフォルトの2MBに戻されました。これにより不具合が修正されていない古いWindowsビルドで発生していたフリーズする問題が解消されます。
将来的に修正がバックポートされた後、設定が再度有効化されます。
4.ディストリビューションの終了
「WslConfigureDistribution」がデフォルトのUIDやフラグを変更する時に、ディストリビューションが終了するようになりました。5.cgroup v1でマウントしない
「WSL 2」で「cgroup v1」でマウントしないように変更されました。6.ホスト名の確実な設定
root名前空間にホスト名(hostname)が確実に設定されるように修正されました。7.現在のタイムスタンプの設定
「initramfs」で現在のタイムスタンプが設定されるようになりました。これにより改善する問題は、以下を参考にしてください。
8.WSLgのアップデート
「WSLg」が「WSLg 1.0.50」にアップデートされました。これにより「Flatpak」アプリがスタートメニューに公開されるようになりました。