デフォルトでフレームポインターが有効に
「Ubuntu 24.04 LTS」でデフォルトでフレームポインターが有効になります。プロファイリングやデバッグを支援するため
プロファイリングとはソフトウェアのボトルネックを調査する時に使用される手法です。
プロファイリングを活用することで処理に時間がかかっている箇所を特定し、その箇所を最適化することでパフォーマンスを改善できます。
このプロファイリングの精度を上げるため、GCCパッケージでフレームポインターの有効化が決定されました。
32bitアーキテクチャーの「Ubuntu」や、Pythonインタープリターなどフレームポインターの有効化によりパフォーマンスに大きな影響が出るソフトウェアは対象外です。
64bitアーキテクチャーでもフレームポインターの有効化により、一般的にパフォーマンスに1%程度の影響が出ますが、通常パフォーマンスへの影響は0に近い影響であり、このデメリットよりも、プロファイリングやデバッグにかかるコストを削減できるメリットの方が大きく上回ります。
このようなアプリでフレームポインターの有効化が特に効いてくるでしょう。
プロファイリングを活用することで処理に時間がかかっている箇所を特定し、その箇所を最適化することでパフォーマンスを改善できます。
このプロファイリングの精度を上げるため、GCCパッケージでフレームポインターの有効化が決定されました。
対象
64bitアーキテクチャーの「Ubuntu」が対象であり、極一部のパッケージを除きフレームポインターが有効になります。32bitアーキテクチャーの「Ubuntu」や、Pythonインタープリターなどフレームポインターの有効化によりパフォーマンスに大きな影響が出るソフトウェアは対象外です。
64bitアーキテクチャーでもフレームポインターの有効化により、一般的にパフォーマンスに1%程度の影響が出ますが、通常パフォーマンスへの影響は0に近い影響であり、このデメリットよりも、プロファイリングやデバッグにかかるコストを削減できるメリットの方が大きく上回ります。
複雑で大規模なアプリで特に効果的
様々なソフトウェアと連携して動作する大規模なアプリでは、問題の調査や原因の特定に大きなコストがかかります。このようなアプリでフレームポインターの有効化が特に効いてくるでしょう。