WSL 2.7.1 の新機能や変更点
2026年3月25日、WSL 2.7.1 がリリースされました。WSL 2.7.1 の新機能と変更点をピックアップして紹介します。
ストアアプリケーション版WSL
ストアアプリケーション版 WSL の詳細やインストール方法は、以下を参照してください。リリースノート
リリースノートは以下を参照してください。WSLの機能改善
機能改善をピックアップします。1. statx システムコールのサポート
statx システムコールがサポートされました。2. マウント機能の改善
ディレクトリーのマウントがサポートされました。3. VirtioProxy ネットワーク モードの改善
VirtioProxy ネットワーク モードで IPv6 がサポートされました。また VirtioProxy ネットワーク モードで wsldevicehost による DNS トンネリングが有効になりました。
4. bind システムコールのサポート改善
bind システムコールでポート番号に0を指定した場合でも、適切に動作するように改善されました。これによりミラーリング及び virtio ネットワークで発生する問題が改善されます。
5. WindowsTerminal.enabled 設定の追加
wsl-distribution.conf にターミナルプロファイルの生成を制御する WindowsTerminal.enabled 設定が追加されました。6. NetworkManager-wait-online.service の無効化
ネットワークがオンラインになるのを待つ NetworkManager-wait-online.service が無効化されました。WSL のネットワークインターフェースは NetworkManager によって管理されていないため、これにより起動時に発生する本サービス由来の問題が解消されます。
WSLの不具合修正
不具合の修正をピックアップします。1. .wslconfig の処理修正
.wslconfig に設定を出力する際、意図しないセクションに設定が記述されてしまう不具合が修正されました。2. 通知内のボタンが機能しない不具合の修正
通知内のボタンが機能しない不具合が修正されました。これにより再び通知の表示を停止する機能が動作するようになりました。
3. XDG_RUNTIME_DIR からトレイリングスラッシュの削除
XDG_RUNTIME_DIR 環境変数からトレイリングスラッシュ(最後の/)が削除されました。4. 進捗インジケーターの更新処理改善
今まで進捗インジケーターは100msごとに表示を更新していましたが、これにより CPU/GPU への負担が高くなり、ちらつきも発生していました。
この問題が修正され実際に表示の更新が必要になった時に、表示を更新するよう修正されました。
5. cifs のマウント設定のミスにより、WSL が停止する不具合の修正
fstab に対話的にパスワード入力が必要な cifs のマウント設定が含まれている場合、ディストリビューションの初回起動時に wsl コマンドが停止してしまう不具合が修正されました。