GNOME サーチツール
GNOME サーチツールは、GNOME標準のファイル検索アプリです。指定されたフォルダー内から、指定された条件に合致するファイルやフォルダーの検索を行います。
サブフォルダー内も再帰的に検索を行います。
アプリ名は「gnome-search-tool」です。
インストール
Ubuntuソフトウェアセンターを起動し、「gnome-search-tool」で検索します。「インストール」ボタンをクリックします。
起動
Dashホームから以下のように起動します。UI構成
GNOME サーチツールのUI構成です。1.対象となる名前
検索するファイル名やフォルダー名を指定します。空白の場合、すべてのファイル名やフォルダー名が合致します。
部分一致です。
2.対象となるフォルダー
検索を行うフォルダーを指定します。サブフォルダー以下も再帰的に検索対象になります。
検索を行うフォルダーはメニューから選択しますが、メニュー内に検索を行うフォルダーが見つからない場合は、「その他」をクリックします。
以下の画面が表示されるので、検索を行うフォルダーを選択して「開く」ボタンをクリックします。
3.検索条件の追加
「1.」で指定する検索条件に加え、追加条件を複数指定することができます。各条件は「かつ(AND)」で結ばれます。
4.検索結果
検索結果が表示されます。各列をクリックすると、その列を基準に昇順・降順でソートできます。
名前
ファイル名やフォルダー名が表示されます。フォルダー
ファイルやフォルダーのパスが表示されます。パスの基準は検索を行ったフォルダーのパスです。
サイズ
ファイルやフォルダーサイズが表示されます。種類
ファイルやフォルダーのMIMEタイプが表示されます。変更日時
ファイルやフォルダーの更新日時が表示されます。5.閉じる
GNOME サーチツールを終了します。6.検索
指定されたフォルダー及び検索条件で検索を行います。検索した結果、アクセスできないファイルやフォルダー等が存在した場合、以下のようなエラーが表示されます。
エラーになった対象は検索対象から外されますが、それ以外の検索は行われます。
検索結果で行える操作
検索結果で表示されたファイルやフォルダーをダブルクリックすれば、関連付けられたアプリで開くことができます。それ以外にもコンテキストメニューから、各種操作を行うことができます。
- 開くアプリを選択する
- 親フォルダーをNautilusで開く
- ゴミ箱に移動する
- 検索結果を保存する
開くアプリを選択する
選択したファイルやフォルダーを右クリックすると、別のアプリで開くことができます。親フォルダーをNautilusで開く
選択されたアイテム(ファイルやフォルダー)の親フォルダーをNautilusで開きます。1.アイテムの選択
親フォルダーをNautilusで開きたいアイテムを選択します。複数のアイテムを選択することができます。
複数のアイテムを選択した場合は、アイテムごとにNautilusが起動します。
2.親フォルダーを開く
選択したアイテムを右クリックして表示されるメニューから、「親フォルダーを開く」をクリックします。3.Nautilusの起動
以下のようにNautilusが起動し、親フォルダーが表示されます。またアイテムが選択された状態になります。
ゴミ箱に移動する
選択されたアイテム(ファイルやフォルダー)をゴミ箱に移動します。1.アイテムの選択
ゴミ箱に移動したいアイテムを選択します。複数のアイテムを選択することができます。
2.ゴミ箱に移動
選択したアイテムを右クリックして表示されるメニューから、「ゴミ箱へ移動する」をクリックします。3.移動完了
以下のように選択されたアイテムがゴミ箱に移動します。注意
この操作はアンドゥできないため、間違ってアイテムをゴミ箱に移動した場合は、Nautilusを起動しゴミ箱から該当するアイテムを元の場所に戻してください。検索結果の保存
検索結果をテキスト形式でファイルに保存します。1.検索結果の保存
適当なアイテムを選択します。選択したアイテムを右クリックして表示されるメニューから、「検索結果に名前を付けて保存」をクリックします。