Kateモードラインの記述方法
「Kate」のスタイルでモードラインを記述する方法です。モードラインの記述位置
モードラインの記述は、ドキュメントの先頭10行以内に記述するか、もしくは、ドキュメントの末尾10行以内に記述します。フォーマット
フォーマットは以下のようになります。
任意のテキスト kate: オプション オプション ・・・ 任意のテキスト
任意のテキスト
任意のテキストを記述できます。省略可能です。
オプション
以下のフォーマットで設定を記述します。オプションの内容は後述します。
設定 設定値;
記述例
記述例です。テキストの折り返しを無効にし、ハイライトモードに「C/C++/ObjC のヘッダー」を指定しています。
// kate:syntax chdr; word-wrap false; class myClass{ public: myClass(int val); virtual ~myClass(); public: int getValue(); bool setValue(int val); private: int value; };
Kateモードラインで指定できるオプション
Kateモードラインで指定できるオプションの一覧です。シンタックス(hl, syntax)
ドキュメントのシンタックスを指定します。「gedit」ではここに記述されたシンタックスを、ハイライトモードのモードに使用します。
シンタックスの識別子は、「ファイルタイプの識別子」を参考にしてください。
記述例
kate: syntax=chdr
タブの代わりにスペースを挿入する(space-indent)
タブの代わりにスペースを挿入する設定です。設定を有効にする記述例
kate:space-indent on;
kate:space-indent true;
kate:space-indent 1;
kate:space-indent true;
kate:space-indent 1;
設定を無効にする記述例
kate:space-indent off;
kate:space-indent false;
kate:space-indent 0;
kate:space-indent false;
kate:space-indent 0;
タブの幅(tab-width)
タブの幅の設定です。記述例
kate: tab-width=4
インデント幅(indent-width)
インデントの幅を指定します。インデントの幅を指定しなかった場合、インデント幅はタブの幅と同じになります。
記述例
kate: indent-width=4
テキストの折り返しを有効にする(word-wrap)
テキストの折り返しを有効にする設定です。設定を有効にする記述例
kate:word-wrap on;
kate:word-wrap true;
kate:word-wrap 1;
kate:word-wrap true;
kate:word-wrap 1;
設定を無効にする記述例
kate:word-wrap off;
kate:word-wrap false;
kate:word-wrap 0;
kate:word-wrap false;
kate:word-wrap 0;
行の右マージンを表示する(word-wrap-column)
行の右マージンを表示する設定です。記述例
kate: word-wrap-column=30