Emacsモードラインの記述方法
「Emacs」のスタイルでモードラインを記述する方法です。モードラインの記述位置
モードラインの記述は、ドキュメントの先頭2行以内に記述します。フォーマット
フォーマットは以下のようになります。
任意のテキスト -*- オプション オプション ・・・ -*- 任意のテキスト
任意のテキスト
任意のテキストを記述できます。省略可能です。
オプション
以下のフォーマットで設定を記述します。オプションの内容は後述します。
設定:設定値;
記述例
記述例です。テキストの折り返しを有効にし、ハイライトモードに「C/C++/ObjC のヘッダー」を指定しています。
// -*- Mode:chdr; autowrap:t; -*- class myClass{ public: myClass(int val); virtual ~myClass(); public: int getValue(); bool setValue(int val); private: int value; };
Emacsモードラインで指定できるオプション
Emacsモードラインで指定できるオプションの一覧です。ファイルタイプ(Mode)
ドキュメントのファイルタイプを指定します。「gedit」ではここに記述されたファイルタイプを、ハイライトモードのモードに使用します。
ファイルタイプの識別子は、「ファイルタイプの識別子」を参考にしてください。
記述例
-*- Mode:chdr; -*-
タブの代わりにスペースを挿入する(indent-tabs-mode)
タブの代わりにスペースを挿入する設定です。設定を有効にする記述例
-*- indent-tabs-mode:t; -*-
設定を無効にする記述例
-*- indent-tabs-mode:nil; -*-
タブの幅(tab-width)
タブの幅の設定です。記述例
-*- tab-width:8; -*-
インデント幅(indent-offset)
インデントの幅を指定します。インデントの幅を指定しなかった場合、インデント幅はタブの幅と同じになります。
記述例
-*- indent-offset:4; -*-
テキストの折り返しを有効にする(autowrap)
テキストの折り返しを有効にする設定です。設定を有効にする記述例
-*- autowrap:t; -*-
設定を無効にする記述例
-*- autowrap:nil; -*-