NFS(Network File System)の共有フォルダーを追加する
NFS(Network File System)の共有フォルダーを追加します。1.共有フォルダー追加画面の表示
まず、共有フォルダーの追加画面を表示します。1-1.共有フォルダー追加画面の表示
「追加」ボタンをクリックします。1-2.共有フォルダーの追加画面
以下のように、共有フォルダーの追加画面が表示されます。2.共有するフォルダーの選択
共有するフォルダーを指定します。2-1.フォルダー選択メニューの表示
「フォルダ」をクリックします。2-2.フォルダー選択画面の表示
以下のメニューが表示されるので、一番下にある「その他」をクリックします。注意(2014/12/28)
このメニューからフォルダーを選択しないでください。フォルダーは正常に選択されません。
2-3.フォルダーの選択
共有したいフォルダーを選択して、「開く」ボタンをクリックします。フォルダーを選択する時は、選択したいフォルダーを開いた状態で「開く」ボタンをクリックします。
例えば「~/ピクチャ」フォルダーを選択したい場合は、以下のように「~/ピクチャ」フォルダーを開いた状態で「開く」ボタンをクリックします。
2-4.フォルダー選択完了
以下のように、選択したフォルダーのフォルダー名が表示されます。もし選択したフォルダーとは異なるフォルダー名が表示されていた場合は、もう一度フォルダーを選択しなおしてください。
特に「名前」に、選択したフォルダーのフォルダー名が表示されているか確認してください。
3.共有方法の選択
フォルダーの共有方法を選択します。3-1.共有プロトコルメニューの表示
「共有プロトコル」をクリックします。3-2.共有プロトコルの選択
以下のメニューが表示されるので、「UNIXネットワーク (NFS)」をクリックします。3-3.オプションの表示
以下のように、NFSの共有オプションが表示されます。4.共有を許可するホストの設定
共有を許可するホストの設定を行います。共有したフォルダーにアクセスできるクライアントPCを、ネットワークの情報で指定します。
4-1.許可するホストの設定
許可するホストの設定を行います。設定方法は、「NFSの共有を許可するホストの設定を行う」を参考にしてください。
4-2.設定例
ここでは例として、以下のように設定しました。設定したら、「共有」ボタンをクリックします。
5.共有完了
ネットワーク上に公開するフォルダーが追加されます。5-1.一覧に追加
以下のように、共有フォルダーが一覧に追加されます。5-2.exportsファイルの確認
「GNOME System Tools」では、共有フォルダーのオプションを十分に指定できないため、直接「/etc/exports」ファイルをテキストエディターで開き、必要に応じてオプションを追記します。5-3.ファイルシステムテーブルの反映
「/etc/exports」ファイルの内容を反映するため、以下のコマンドを実行します。
sudo exportfs -r
5-4.ファイルシステムテーブルの反映完了
以下のように、ファイルシステムテーブルが反映されます。6.共有フォルダーにアクセス
フォルダーを共有したら、他のPCから共有されたフォルダーにアクセスしてみます。ここでは例として、Ubuntu GNOME 14.10からアクセスしてみます。
Ubuntu GNOME 14.10のIPアドレスは、192.168.56.11/24です。
6-1.共有フォルダーのマウント
以下のコマンドを実行し、NFSサーバーがエクスポート(共有)しているフォルダーをマウントします。
sudo mount -t nfs 接続先のNFSサーバー:共有フォルダーのパス マウント先フォルダーのパス
ここでは例として、以下の設定になります。
接続先のNFSサーバー:192.168.56.10
共有フォルダーのパス:/home/ubuntu/ピクチャ
マウント先フォルダーのパス:/mnt
従って、以下のコマンドを実行します。
sudo mount -t nfs 192.168.56.10:/home/ubuntu/ピクチャ /mnt
6-2.マウント完了
マウントが完了すると、共有フォルダーにアクセスできるようになります。「/mnt」にマウントしたので、「Nautilus」を起動し「/mnt」にアクセスします。
以下のように、共有フォルダーの中身が表示されます。