NFSの共有を許可するホストの設定
NFSの共有を許可するホスト(クライアント)の設定についてです。ここでは、共有を許可するホストの追加と削除を紹介します。
ホスト追加画面の表示
ホストの追加は、ホスト追加画面から行います。ホストを追加すると、追加したホストの条件に合うクライアントが共有フォルダーにアクセスできるようになります。
1.ホスト追加画面の表示
「追加」ボタンをクリックします。2.ホスト追加画面
以下の画面が表示されます。ホスト追加画面のUI構成
ホスト追加画面のUI構成です。許可するホスト
許可するホストの指定方法を、以下のメニューから選択します。選択した項目により、指定できる内容が変化します。
メニューには以下の3つの項目があります。
ホスト名を指定する
共有フォルダーにアクセスできるホスト名を指定します。IPアドレスを指定する
共有フォルダーにアクセスできるIPアドレスを指定します。ネットワークを指定する
共有フォルダーにアクセスできるネットワークアドレスを指定します。読み込みのみ
チェックをオンにすると、共有フォルダーは読み込み専用になります。チェックをオフにすると、共有フォルダーは読み書き可になります。
共有フォルダーの読み書きの権限は、ホストごとに設定します。
許可するホストのメニューに項目が表示されないバグ(2014/12/28)
「許可するホスト」をクリックしても、項目が表示されないバグがあります。実際は、各項目の文字列が表示されないだけで、項目自体の選択は可能です。
ホスト名を指定してホストを追加する
「許可するホスト」で「ホスト名を指定する」を選択すると、以下のようにホスト名を指定する画面が表示されます。「ホスト名を指定する」は、メニューの1番目の項目です。
ホスト名
「ホスト名」に、許可するホスト名を入力します。設定例
設定例です。ここでは例として、「ug-vb-1410」をホスト名に指定しました。
サーバーとクライアントに「Avahi」がインストールされているなら、クライアントのホスト名に「.local」をつければ、名前解決が可能になります。
例えば上記の場合、「ug-vb-1410.local」と入力します。
Ubuntuではデフォルトで「Avahi」がインストールされています。
ホスト追加完了
「OK」ボタンをクリックすると、以下のように共有フォルダーにアクセスできるホスト名が追加されます。更に、共有フォルダーにアクセスできるホストを追加することもできます。
IPアドレスを指定してホストを追加する
「許可するホスト」で「IPアドレスを指定する」を選択すると、以下のようにIPアドレスを指定する画面が表示されます。「IPアドレスを指定する」は、メニューの2番目の項目です。
ホスト名
「IPアドレス」に、許可するホストのIPアドレスを入力します。設定例
設定例です。ここでは例として、「192.168.56.11」をIPアドレスに指定しました。
ホスト追加完了
「OK」ボタンをクリックすると、以下のように共有フォルダーにアクセスできるIPアドレスが追加されます。ネットワークを指定してホストを追加する
「許可するホスト」で「ネットワークを指定する」を選択すると、以下のようにネットワークアドレスを指定する画面が表示されます。「ネットワークを指定する」は、メニューの3番目の項目です。
ネットワーク
許可するネットワークアドレスを入力します。ネットマスク
ネットワークアドレスを識別するネットマスクを入力します。設定例
設定例です。ここでは例として、「192.168.56.0/24」を指定しました。