トラックされていないファイルの表示を制御する
トラックされていないファイルの表示を制御します。「git commit」コマンドは、ワーキングディレクトリー内のファイルの状態を表示する機能があります。
この時「トラックされていないファイル」の表示を制御することができます。
例えば「--dry-run」オプションを指定すると、以下のように「トラックされていないファイル」 が表示されます。
「コミットメッセージ」の入力画面でも、以下のように「トラックされていないファイル」 が表示されます。
コマンドのオプションについて
「トラックされていないファイル」の表示を制御するオプションは、以下のようになります。ショートオプション | ロングオプション | オプションの値 |
---|---|---|
-u | --untracked-files= |
|
ショートオプション利用時の注意事項
ショートオプション(-u)を利用する場合、オプションとオプションの値の間に空白スペースを挟まず、つなげて記述してください。例えばオプションの値に「no」を指定する場合、以下のような記述になります。
git commit --dry-run -uno
1.no
「トラックされていないファイル」を表示しません。1-1.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。コマンドの詳細は、「スナップショットを生成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git commit --dry-run --untracked-files=no
1-2.コマンドの実行結果
以下のように、「トラックされていないファイル」は表示されません。2.normal
「トラックされていないファイル」を表示します。ただし、サブフォルダー内の 「トラックされていないファイル」は個別に表示せず、「トラックされていないファイル」が配置されているサブフォルダーのみ表示します。
2-1.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。コマンドの詳細は、「スナップショットを生成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git commit --dry-run --untracked-files=normal
2-2.コマンドの実行結果
以下のように、「トラックされていないファイル」が表示されます。3.normal
「トラックされていないファイル」を表示します。サブフォルダー内の 「トラックされていないファイル」も個別に表示します。
3-1.コマンドの実行
「端末」から、以下のコマンドを実行します。コマンドの詳細は、「スナップショットを生成するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git commit --dry-run --untracked-files=all