Rhythmbox
「Rhythmbox」は、音楽プレーヤーです。音楽ファイルを管理する機能も備えており、多機能な音楽プレーヤーです。
また、ポッドキャストやネットラジオ局の再生など、ストリーミング再生にも対応しています。
さらにプラグインによる機能の拡張も可能です。
音楽ファイルの再生について
音楽ファイルにはMP3など様々なフォーマットが存在します。「Rhythmbox」はバックエンドに「GStreamer」を利用しており、多くのフォーマットに対応しています。
「Ubuntu restricted extras」をインストールすれば、「GStreamer」含め様々なコーデックがインストールされます。
「Ubuntu restricted extras」をインストールしておきましょう。
Ubuntuのデフォルトの音楽プレーヤー
「Rhythmbox」は、Ubuntuのデフォルトの音楽プレーヤーです。「Rhythmbox」は、デフォルトでインストールされています。
Rhythmboxのインストール
「Rhythmbox」のインストールです。デフォルトでインストールされているので別途インストールする必要はありませんが、一応インストール方法を紹介しておきます。
「Ubuntuソフトウェアセンター」を起動し、 「rhythmbox」で検索します。
「インストール」ボタンをクリックします。
RhythmboxのUI構成
「Rhythmbox」のUI構成です。1.前の曲を再生
現在再生している曲の1つ前の曲を再生します。「コントロール」メニューから「前へ」をクリックするか、「Ctrl + ←」キーを押して前の曲を再生することも可能です。
2.再生・一時停止
曲の再生と一時停止を切り替えます。「コントロール」メニューから「再生」をクリックするか、「Ctrl + P」キーを押して再生・一時停止することも可能です。
特定の曲を再生したい時は、その曲をダブルクリックします。
3.次の曲を再生
現在再生している曲の1つ次の曲を再生します。「コントロール」メニューから「次へ」をクリックするか、「Ctrl + →」キーを押して次の曲を再生することも可能です。
4.リピート
リピートをオンにすると、すべての曲を再生し終わったら最初の曲から再生を行います。(ループ再生)リピートをオフにすると、すべての曲を再生し終わったらそこで再生を停止します。
「コントロール」メニューから「リピート」をクリックするか、「Ctrl + R」キーを押してリピートを切り替えることも可能です。
5.シャッフル
シャッフルをオンにすると、すべての曲を一回ずつランダムに再生します。シャッフルをオフにすると、上から順番に再生します。
「コントロール」メニューから「シャッフル」をクリックするか、「Ctrl + U」キーを押してリピートを切り替えることも可能です。
6.アートワーク
現在再生している曲のアートワーク(ジャケット)が表示されます。7.曲情報
現在再生している曲のタイトルやアーティスト名など、曲の情報が表示されます。8.再生時間
曲の再生時間が表示されます。ここをクリックすると、以下のフォーマットを切り替えて表示します。
- 現在の再生時間/総再生時間
- 残り再生時間/総再生時間
9.再生位置
現在再生している曲の再生位置です。シークバーです。
ツマミを移動すれば、再生位置を変更することができます。
10.ボリューム
曲の再生ボリュームです。ボリュームアイコン上でマウスホイールを回転させると、ボリュームの調整ができます。
ボリュームアイコンをクリックし、以下のようにスライダーバーでボリュームを調整することも可能です。
「コントロール」メニューから「音量を上げる」をクリックするか、「Ctrl + ↑」キーを押してボリュームを1段階上げることも可能です。
「コントロール」メニューから「音量を下げる」をクリックするか、「Ctrl + ↓」キーを押してボリュームを1段階下げることも可能です。
11.ライブラリー
「ライブラリー」には、カテゴリーが表示されます。これらのカテゴリーを「ライブラリーソース」と言います。
この「ライブラリーソース」ごとに、再生したい曲などを登録していきます。
「ライブラリーソース」にどのような曲が登録できるかは、「ライブラリーソース」の種類によります。
12.プレイリスト
プレイリストの一覧です。各プレイリストを「プレイリストソース」と言います。
「プレイリストソース」はユーザーが自由に作成することができ、各プレイリストに曲を登録することができます。
13.曲の一覧
曲の一覧です。表示される内容は、「11.」や「12.」で選択されている項目により変わります。
14.ステータスバー
「13.」に表示されている曲のトータルの情報が表示されます。ライブラリーについて
「Rhythmbox」がデフォルトで対応している「ライブラリーソース」を紹介します。ここにない「ライブラリーソース」は、プラグインによって提供される「ライブラリーソース」です。
ソースとは「Rhythmbox」から見て、曲やラジオ局など再生するアイテムの集まりを指します。
再生キュー
「再生キュー」は一時的なプレイリストです。「ミュージック」ライブラリーソースなど、「再生キュー」に対応しているライブラリーソースから曲を「再生キュー」に登録することができます。
「再生キュー」に登録された曲は、その曲の再生が完了すると「再生キュー」から削除されます。
ミュージック
ボリューム(HDDなど)にある音楽ファイルを登録する「ライブラリーソース」です。HDDにある音楽ファイルを管理したい時は、この「ライブラリーソース」を利用します。
Podcast
ポッドキャストを登録する「ライブラリーソース」です。ラジオ
ネットラジオ局を登録する「ライブラリーソース」です。プレイリストについて
デフォルトでは、以下の「プレイリストソース」が作成されます。不必要なら、デフォルトの「プレイリストソース」を削除できます。
ソースとは「Rhythmbox」から見て、曲など再生するアイテムの集まりを指します。