フォルダーの共有
Nautilusでは、フォルダーの共有を簡単に行えるようになっています。フォルダーの共有はSambaを利用しており、Windowsからもアクセスすることができます。
フォルダーの共有設定は、各ユーザーごとに保存されます。
SambaはWindowsネットワーク共有サービスです。
Windowsで実装されている共有サービスのオープンソース版です。
共有方法
1.共有のオプションを表示する
共有したいフォルダーを選択して右クリックし、表示されたメニューから「共有のオプション」を選択します。
2.共有をオンにする
以下の画面が表示されるので、「このフォルダーを共有する」をオンにして、各種設定を行います。
Sambaがインストールされていない場合、Sambaのインストールが促されます。
その場合後述の「Sambaのインストール」を参照してください。
共有名
ネットワーク上に効果視した時に表示されるフォルダー名です。そのままにしておくか、分かりやすい名称を入力するとよいでしょう。
コメント
共有フォルダーの説明や概要を入力します。未入力でも良いですが、なにか入力したほうが分かりやすいですね。
このフォルダー内でファイルの作成・削除を他のユーザーに許可する
デフォルトでは、共有フォルダーは読み込み専用です。このチェックをオンにすると、共有フォルダー内のファイルを読み書きできるようになります。
ゲストによるアクセス(ユーザーアカウントを持たない人向け)
デフォルトでは、共有フォルダーのアクセスにユーザー名とパスワードの入力が必要です。このチェックをオンにすると、
ユーザー名とパスワードなしでも共有フォルダーにアクセスできるようになります。
3.「共有を作成」ボタンをクリックする
「このフォルダー内でファイルの作成・削除を他のユーザーに許可する」チェックをオンにしている場合、以下のメッセージが表示されます。
「自動的にアクセス権を付加する」ボタンをクリックします。
以上で作業は完了です。
他のPCからアクセスできるか試してみるとよいでしょう。
ドメインはWORKGROUPに属しています。
Sambaのインストール
上記手順「2.」のタイミングでSambaがインストールされていない場合、共有サービスのインストールが促されます。
1.共有サービスのインストール
「サービスのインストール」ボタンをクリックする
2.sambaのインストール
samba本体のインストールです。
「インストール」ボタンをクリックします。
3.smbpassのインストール
UbuntuのユーザーアカウントとSambaのユーザーアカウントを結びつけるモジュールです。
「インストール」ボタンをクリックします。
4.セッションの再起動
「セッションの再起動」ボタンをクリックします。
セッションの再起動がうまく行かない場合は、PCを再起動すればOKです。
以上で完了です。