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Ubuntu Y PPA Manager その11 - PPAを管理する

PPAの管理

  以前のバージョンと異なりバージョン0.0.9.7では、PPAの削除やPPA内のパッケージ表示機能がPPAの管理に統合されました。
  また機能も追加されています。

  注意1

    パッケージ管理システムと連携するため、Synapticやアップデートマネージャー等パッケージ管理を行う他のアプリは終了しておいてください。

  注意2

    インターネットに接続されている必要があります。

  PPA管理画面の表示

    「Manage PPAs」をダブルクリックします。


PPA管理画面

  PPA管理画面です。
  ここで表示されるPPAは有効になっているPPAだけです。
  PPAが登録されていても無効になっている場合は表示されません。


「Remove」ボタン

  選択されたPPAを削除します。
  削除確認は行われないため注意してください。

  PPAを削除してもそのPPAからインストールされたパッケージは削除しません。

  1.PPAの削除

    以下の通知が表示されPPAの削除が開始されます。
    削除には少し時間がかかります。


  2.削除完了

    削除が完了すると以下の通知が表示されます。


「Purge」ボタン

  PPAを無効にしてそのPPAからインストールされたパッケージを、既存のリポジトリから再インストールします。
  もし既存のリポジトリにパッケージが見つからない場合は、パッケージは削除せずそのまま残します。

  1.パージ確認画面

    パージ確認画面が表示されます。


    「OK」ボタンをクリックします。

  2.パージ開始通知

    以下の通知が表示されPPAのパージが開始されます。
    パージにはそこそこ時間がかかります。


  3.パージ処理

    コンソールが表示されパージ状況が表示されます。


    パージするPPAとパッケージが表示されます。


     もし以下のように「Do you want to continue [Y/n]?」と表示されたら、「エンター」キーを押します。


  4.パージ成功

    以下のように「PPA purged successfully」と表示されたらパージ完了です。
    このコンソール画面を閉じます。


  5.パージ完了

    コンソール画面を閉じると以下の通知が表示されパージ完了です。


「Update」ボタン

  選択されたPPAのリポジトリを更新します。

  例えばアップデートマネージャー(ソフトウェアの更新)の場合、更新確認は有効になっているリポジトリ(PPA) すべてが対象になりますが、この機能は選択されたPPAのみ更新確認を行います。

  以下の通知が表示されれば更新完了です。


「Edit source」ボタン

  PPAのソースファイルをテキストエディターで開きます。


  直接ソースファイルを編集することができます。
  記述内容に誤りがあるとアプリがアップデートできなくなるため、注意してください。

  よく分からない場合は、閲覧だけに留めておくとよいでしょう。

「List Packages」ボタン

  選択されたPPA内のパッケージを表示します。


「Back」ボタン/「Close」ボタン

  この画面を閉じます。

「Copy PPA link to clipboard」ボタン

  PPAのURLをクリップボードにコピーします。

    例)http://launchpad.net/~markjtully/+archive/ppa

  URLにアクセスすると以下のようにLaunchpadのPPAのページが表示されます。


 

Y PPA Manager
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