Ubuntu 13.04のインストール
ライブメディアで起動できることを確認したら、次にUbuntu 13.04のインストールを行います。まずPCをライブメディアから起動し、「ライブメディアから起動」の手順「3.」まで進めます。
4.インストール開始
「Ubuntuをインストール」ボタンをクリックします。5.インストールの準備
以下の画面が表示され、HDDの空き容量やインターネットへの接続状況が確認されます。また基本的なインストールオプションを選択することができます。
インストール中にアップデートをダウンロードする
アップデート確認を行い、必要に応じてソフトウェアのアップデートを行います。チェックを入れておきましょう。
サードパティーのソフトウェアをインストールする
MP3のコーデックやFlash等よく利用されるソフトウェアをインストールします。チェックを入れておきましょう。
インターネットに接続していない場合
インターネットに接続していなくてもインストールは可能ですが、アップデートやサードパーティー製ソフトウェアのインストールは行えません。また、日本語パッケージがインストールされないため、英語環境になります。
その場合、インストール後にインターネットに接続し、日本語環境の構築やアップデート等を行う必要があります。
設定したら「次へ」ボタンをクリックします。
6.インストール方法の選択
以下の画面が表示されるので、インストール方法の選択を行います。今回は未使用の100GBのHDDにUbuntu 13.04をインストールします。
LVMについて
LVMは複数のHDDを一つに見せる仕組みで、Windowsでいうところのダイナミックディスクのような機能です。LVMの機能を有効にしたHDD管理は、LVMの管理機能を使用してHDDの管理を行う必要があります。
よく分からない場合は選択しないほうが良いでしょう。
7.手動でパーティションの設定を行う
今回は手動でパーティションの作成や設定を行います。以下のように「それ以外」を選択して「続ける」ボタンをクリックします。
8.パーティションテーブルの作成
未使用のHDDなので、パーティションテーブルを作成する必要があります。パーティションテーブルを作成すると、HDD内のすべてのパーティションが削除されます。
「空き領域」や既存のパーティションが表示されている場合、パーティションテーブルは作成済みですが、再作成することも可能です。
既存のパーティションテーブルをそのまま利用する場合は、手順「10.」に飛んでください。
Ubuntu 13.04のインストール先HDDのデバイスファイルを選択して、「新しいパーティションテーブル」ボタンをクリックします。
デバイスファイルについて
「UbuntuのHDD管理 その1 - HDDの管理方法」を参考にしてください。パーティションについて
以下を参考にしてください。9.パーティションテーブル作成の確認
以下の確認が表示されるので、「続ける」ボタンをクリックします。以下のようにパーティションテーブルが作成され、「空き領域」が表示されます。
パーティションテーブルについて
作成されるパーティションテーブルはHDDの容量が2TBを超える場合、GPT形式になります。2TB以下の場合はMBR形式になります。
10.ルートパーティションの作成
ルート(/)にマウントするパーティションを作成します。このパーティション内にUbuntuやアプリがインストールされます。
「空き領域」を選択して「+」ボタンをクリックします。
11.パーティションの設定
以下の画面が表示されるので、作成するパーティションの設定を行います。MBR形式のパーティションテーブルで表示される画面です。
GPT形式の場合、画面が多少異なります。
サイズ
パーティションのサイズをMBで指定します。新しいパーティションのタイプ
MBR形式なので、「基本パーティション」と「論理パーティション」を選択します。この選択はWindowsと同じです。
新しいパーティションの場所
パーテションの確保位置を選択します。通常は「この領域の始点」を選択します。
利用方法
パーティションのファイルシステムをメニューから選択します。「ext4 ジャーナリングファイルシステム」を選択します。
マウントポイント
パーティションのマウントポイントをメニューから選択します。ルートパーティションなので「/」を選択します。
ここでは以下のように設定しました。
設定したら「OK」ボタンをクリックします。
12.ルートパーティションの作成完了
以下のようにルートパーティションが作成されます。13.スワップパーティションの作成
次にスワップパーティションを作成します。「空き領域」を選択して「+」ボタンをクリックします。
14.スワップパーティションの設定
以下の画面が表示されるので、作成するスワップパーティションの設定を行います。内容は手順「11.」と同じですが、「利用方法」で「スワップ領域」を選択してください。
以下のようになります。
設定したら「OK」ボタンをクリックします。
15.スワップパーティション作成完了
以下のようにスワップパーティションが作成されます。16.ブートローダーの設定
最後にブートローダーをインストールするHDDを選択します。ここで選択したHDDが起動ディスクになります。
設定したら「インストール」ボタンをクリックします。
後編に続きます。