アイコンテーマ
アイコンテーマはアプリやフォルダー、ファイルのアイコンを定義したテーマです。アイコンファイルも含まれます。
アイコンテーマの変更について
Ubuntuではシステム設定でテーマの変更が可能です。ただし、予め決められたテーマしか利用することができません。
またシステム設定でテーマの変更を行うと、アイコンテーマだけでなく他のテーマもまとめて変更されます。
ちなみにユニバーサルアクセスのコントラストの設定もテーマを変更することで機能を実現しています。
従って新たにインストールしたアイコンテーマを使用するには、Ubuntu Tweakを利用する必要があります。
この点はGTK+テーマの変更と同等です。
アイコンテーマの保存先(インストール先)
アイコンテーマは全ユーザー共通のフォルダーか、ユーザー固有のフォルダーにインストールします。自分しか利用しない、もしくはシステムのファイルを弄りたくない場合は、ユーザー固有のフォルダーにアイコンテーマをおくと良いでしょう。
全ユーザー共通のフォルダー
全ユーザー共通のアイコンテーマは「/usr/share/icons」フォルダー以下に置きます。全ユーザー共通のフォルダーにアイコンテーマを置く場合は、フォルダーやファイルのアクセス権に注意してください。
少なくとも全ユーザーから読み込みできるようにアクセス権を設定してください。
フォルダーのアクセス権
ファイルのアクセス権
ユーザー固有のフォルダー
ユーザー固有のアイコンテーマは「~/.icons」フォルダー以下に置きます。「XDG Base Directory Specification対応について」も参考にしてください。
アイコンテーマのフォルダー構造
アイコンテーマのフォルダーには、テーマ情報が記述された「index.theme」ファイルがあります。「index.theme」ファイルに、どの種類アイコンをどのフォルダーに保存するか記述されています。
その内容に従って各フォルダー内にアイコンが入っています。
アイコンのフォーマットは、SVG形式やPNG形式がよく使われます。