デバッグスクリプト
デバッグスクリプトは、Nautilus スクリプトに設定される環境変数と引数を表示するデバッグ用のスクリプトです。スクリプトを作成する際に利用するとよいでしょう。
インストール
Ubuntuソフトウェアセンターを起動し、「nautilus-script-debug」検索します。「インストール」ボタンをクリックします。
スクリプトファイルのインストール先
スクリプトファイルは「/usr/share/nautilus-scripts」フォルダーに配置されます。スクリプトファイルのファイル名は「ShowDebugOutput」です。
使い方
使い方は他のスクリプトと同じですが、「Nautilus スクリプトマネージャー」でスクリプトを有効にしておいてください。ファイルやフォルダーを選択し、右クリックで表示される「スクリプト」メニューから「Show Debug Output」をクリックします。
環境変数表示画面
スクリプトを実行すると、以下の画面が表示されます。環境変数については「Nautilus スクリプトの配置場所と環境変数について」を参考にしてください。
このスクリプトはシェルスクリプトで記述されており、一部Bashの変数等が表示されます。
NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_FILE_PATHS
環境変数「NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_FILE_PATHS」の値です。NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_URIS
環境変数「NAUTILUS_SCRIPT_SELECTED_URIS」の値です。NAUTILUS_SCRIPT_CURRENT_URI
環境変数「NAUTILUS_SCRIPT_CURRENT_URI」の値です。NAUTILUS_SCRIPT_WINDOW_GEOMETRY
環境変数「NAUTILUS_SCRIPT_WINDOW_GEOMETRY」の値です。pwd
「pwd」コマンドの実行結果です。ワーキング(カレント)ディレクトリーです。
$$
プロセスIDです。$0
スクリプトファイルのパスです。$1
1番目の引数です。$_
直前に実行したコマンドの最後の引数です。$#
引数の数です。$*
全ての引数です。各引数はスペースで区切られます。
「OK」ボタン
この画面を閉じ、以下の引数表示画面を表示します。引数表示画面
「環境変数表示画面」を閉じると、以下の「引数表示画面」が表示されます。スクリプトに設定された引数の一覧が表示されます。
「OK」ボタンをクリックすると、このスクリプトは終了です。