Chainloaderエントリーのテンプレート
「Options」タブをクリックし「Type」メニューから「Chainloader」を選択すると、以下の画面が表示されます。テンプレートの概要
このテンプレートは、別のブートローダー(ブートマネージャー)を起動するテンプレートです。チェインローダー
チェインローダーとは、別のブートローダー(ブートマネージャー)を起動する仕組みです。UbuntuのGrub2はLinuxを解釈し起動することができるため、複数のUbuntuがインストールされていても、そのUbuntuごとにGrub2を起動する必要はありません。
いずれかのUbuntuのGrub2(通常は最新バージョンのUbuntuのGrub2)から、各バージョンのUbuntuを起動することができます。
しかしWindowsをGrub2から起動する場合、WindowsはWidnowsのブートマネージャー経由で起動する必要があるため、チェインローダーによりGrub2からWidnowsのブートマネージャーを起動する必要があります。
Partition
ブートローダー(ブートマネージャー)のパーティションをメニューから選択します。Windows 7を起動するエントリーを作成する
ここでは例として、Windows 7を起動するエントリーを作成します。エントリーの作成自体は「GRUB2のブートメニューに表示される項目を作成する」を参考にしてください。
1.エントリーの設定(Options)
エントリー編集画面の「Options」タブを、以下のように設定します。「Partition」の選択は環境により異なります。
2.エントリーの設定(Source)
「Source」タブは以下のようになります。4.エントリー作成完了
以下のようにエントリーを作成しました。5.GRUB2のブートメニュー
GRUB2のブートメニューを表示すると、作成したエントリーが表示されています。「Windows 7 BootManager」を選択します。
6.Windows 7の起動
以下のようにWindows 7が起動します。Ubuntu 13.04のGRUB2が生成するWindows 7起動エントリー
参考までにUbuntu 13.04のGRUB2が生成する、Windows 7のブートマネージャー起動用エントリーは以下のようになります。
insmod part_msdos
insmod ntfs
set root='hd1,msdos3'
if [ x$feature_platform_search_hint = xy ]; then
search --no-floppy --fs-uuid --set=root --hint-bios=hd1,msdos3 --hint-efi=hd1,msdos3 --hint-baremetal=ahci1,msdos3 7C80FE1480FDD49C
else
search --no-floppy --fs-uuid --set=root 7C80FE1480FDD49C
fi
chainloader +1
insmod ntfs
set root='hd1,msdos3'
if [ x$feature_platform_search_hint = xy ]; then
search --no-floppy --fs-uuid --set=root --hint-bios=hd1,msdos3 --hint-efi=hd1,msdos3 --hint-baremetal=ahci1,msdos3 7C80FE1480FDD49C
else
search --no-floppy --fs-uuid --set=root 7C80FE1480FDD49C
fi
chainloader +1