ディスクイメージのマウント
ディスクイメージをマウントし、ディスクイメージ内のファイルにアクセスできるようにします。1-1.ファイルを選択する場合
ディスクイメージをファイルから選択する場合、「Browse」ボタンをクリックします。以下の画面が表示されるので、ディスクイメージを選択し「開く」ボタンをクリックします。
1-2.履歴から選択する場合
今までに利用したディスクイメージを選択する場合、以下のように履歴一覧からディスクイメージを選択します。2.マウント方法の選択
ディスクイメージのマウント方法を選択します。ここでは例として「Fuse」を選択します。
3.マウント
「Mount」ボタンをクリックします。4.パスワードの入力
マウント方法で「Loop」を選択した場合、以下のようにパスワード入力画面が表示されるので、自分のパスワードを入力します。5.マウント完了
以下のように選択されたディスクイメージがマウントされます。6.マウントされたディスクイメージにアクセスする
「Nautilus」を起動すると、以下のようにマウントしたディスクイメージが表示されます。クリックすれば、ディスクイメージ内のファイルにアクセスすることができます。
マウントポイントについて
マウントポイント(Mount Point)にディスクイメージがマウントされるため、以下のようにマウント用のフォルダーが作成されます。今回の例では、マウントポイントは「/home/ubuntu/ubuntu-12_04-desktop-amd64_iso」です。
このフォルダーを経由してディスクイメージ内のファイルにアクセスすることもできます。
マウント方法の違いについて
「Furius ISO Mount」は「Fuse」と「Loop」の2種類のマウント方法を提供しています。Fuse
「Fuse」は「Filesystem in Userspace」のことで、ユーザー空間でファイルシステムを提供する仕組みです。「Nautilus」から各パーティション(ボリューム)をマウントする時もそうですが、アプリでよく使われる仕組みです。
通常は、「Fuse」を選択すると良いでしょう。
システムモニターで見てみると、以下のようにマウントしたディスクイメージは表示されていません。
「すべてのファイルシステムを表示する」を有効にすると、以下のように表示されるようになります。
Loop
「Loop」は「mount」コマンドでディスクイメージをマウントします。「mount」コマンドは「root」で実行する必要があるため、ディスクイメージのマウント時にパスワード入力が必要になります。
もしアプリからマウントしたディスクイメージが見れない場合、「Loop」でマウントしてみると良いでしょう。
システムモニターで見てみると、以下のようにマウントしたディスクイメージが表示されています。
また、デバイスファイルは「/dev/loop1」であることが分かります。
Nautilusで「/dev」フォルダーを見ると、以下のように「loop1」デバイスファイルが存在しています。
直接デバイスファイルを扱うアプリ(特にコマンド)は、このデバイスファイル経由でディスクイメージにアクセスすることもできます。