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Ubuntu mdadm その145 - アレイのRAIDレベルを変更する・アレイのRAIDレベルを変更するコマンドの説明

アレイのRAIDレベルを変更する

  アレイのRAIDレベルを変更します。


  この操作は「アレイの再形成」に該当します。

  アレイの種類

    この再形成をサポートしているアレイの種類は、「RAIDレベルの変更」を参考にしてください。

  注意(2014/5/5)

    RAIDレベルの変更は、環境によって失敗することがあり積極的にお勧めできません。

    例えば、「RAID 0」から「RAID 4」に変更した後、「ライトインテントビットマップ」の「内部ビットマップ」を保存する領域が不十分な場合、「内部ビットマップ」を有効にしようとすると失敗します。

    これに関係する「Data Offset」の調整については、今後の「mdadm」のバージョンで改善されます。

    また、RAIDの特徴が大きく異なるRAIDレベル間の変更は、配慮する点が多くややこしくなります。
    変更後のRAIDレベルでサポートしていない機能は、変更する前に事前に無効にしておきましょう。

  注意(2014/5/5)

    「RAID 0」から「RAID 10」への変更は、「Used Dev Size」が「unknown」になってしまい、変更できませんでした。
    また「RAID 5」から「RAID 1」への変更は、バグのため動作しません。

コマンドのフォーマット

  「mdadm」コマンドのフォーマットは以下になります。

  mdadm <モード> <論理ボリューム> <RAIDレベル>  <バックアップファイル> <アレイのオプション>
 

  ショートオプションとロングオプションについて

    モードやオプションの記述方法には、「ショートオプション」と「ロングオプション」の2種類があります。
    どちらを利用しても良いでのですが、ここでは意味が分かりやすい「ロングオプション」を使用します。

モード

  モードは、「mdadm」の動作モードを指定します。
  アレイの再形成(Grow Mode)なので、以下のオプションを指定します。

ショートオプション ロングオプション 記述例
-G --grow --grow

論理ボリューム

  操作対象の論理ボリュームのデバイスファイルを指定します。
  複数の論理ボリュームのデバイスファイルを指定することはできません。

  記述例

   /dev/md/RAID0Array

RAIDレベル

  RAIDレベルを指定します。

ショートオプション ロングオプション 記述例
-l --level --level=raid0

  指定する値は以下のとおりです。

アレイの種類 指定する値
RAID 0 raid0
RAID 1 raid1
RAID 4 raid4
RAID 5 raid5
RAID 6 raid6
RAID 10 raid10

バックアップファイル

  「バックアップファイル」を指定します。

ショートオプション ロングオプション 記述例
なし --backup-file= --backup-file=/root/RAID0ArrayBackup.reshape

アレイのオプション

  アレイのオプションを指定します。
  ここで指定するオプションは、RAIDレベル変更後のRAIDの設定を指定するオプションです。

  オプションの省略について

    アレイのオプションは省略できますが、指定しておくことをおすすめします。
    オプションを省略した場合、「mdadm」側で適切な設定を行いますが、ユーザーにとって必ずしもそれが適切な設定とは限りません。

    設定はユーザーが後から変更することができますが、一度にまとめて設定したほうが良いでしょう。

  1.アレイを構成する物理ボリューム数の指定

    アレイを構成する物理ボリューム数を指定します。

    例えば、3つの物理ボリュームで構成された「RAID 0」アレイを「RAID 4」アレイに再形成する場合、パリティー用の物理ボリュームが1つ増えるため「4」を指定します。

ショートオプション ロングオプション 記述例
-n --raid-devices --raid-devices=3

  2.追加する物理ボリューム

    追加する物理ボリュームのデバイスファイルを指定します。
    「1.」と組み合わせて使用します。

    例えば「RAID 0」アレイを「RAID 4」アレイに再形成する場合、パリティー用の物理ボリュームが1つ増えるため、その物理ボリュームをこのオプションで指定します。

ショートオプション ロングオプション 記述例
-a --add --add /dev/sdd2

    複数の物理ボリュームのデバイスファイルを指定することができます。
    複数の物理ボリュームのデバイスファイルを指定する場合は、各物理ボリュームのデバイスファイルを、スペースで区切ってください。

      /dev/sdd2 /dev/sde2 /dev/sdf2

    glob

      物理ボリュームの指定は、globに対応しています。
      例えば上記の記述例は、以下のように記述することもできます。

      /dev/sd[d-f]2
      /dev/sd[def]2

  3.データレイアウトの指定

    「データレイアウト」の指定を行います。

ショートオプション ロングオプション 記述例
-p --layout --layout=left-symmetric

    以下の値を指定することができます。

データレイアウト ショートオプション ロングオプション 記述例
デフォルト なし default --layout=default
Left Asymmetric la left-asymmetric --layout=left-asymmetric
Right Asymmetric ra right-asymmetric --layout=right-asymmetric
Left Symmetric ls left-symmetric --layout=left-symmetric
Right Symmetric rs right-symmetric --layout=right-symmetric
Parity First なし parity-first --layout=parity-first
Parity Last なし parity-last --layout=parity-last
DDF Zero Restart なし ddf-zero-restart --layout=ddf-zero-restart
DDF N Restart なし ddf-N-restart --layout=ddf-N-restart
DDF N Continue なし ddf-N-continue --layout=ddf-N-continue

    データレイアウトについて

      それぞれのRAIDレベルのデータレイアウトについては、以下を参考にしてください。

  • ブロックの配置方法を決めるRAID 5のデータレイアウトについて
  • ブロックの配置方法を決めるRAID 6のデータレイアウトについて


mdadm
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