XSaneの色補正値を設定する
XSaneの色補正値を設定します。ここで行う色補正は、選択した「メディア」に対してさらに色補正を行います。
また色補正は、「XSane」が提供する機能を利用して行います。
カラーマネージメントについて
「カラーマネージメント」による色補正を行う時は「XSane」で色補正を行わないため、ここで色補正の設定を行うことはできません。1.ガンマ補正
ガンマ補正の補正値を指定します。ガンマ補正とは、中間色の色の明るさを調整する補正です。
黒に近ければ近いほど、もしくは、白に近ければ近いほどガンマ補正による補正の影響を受けにくくなります。
黒と白はガンマ補正による補正の影響を受けません。
補正値を「1.0」より大きくすると、中間色が明るくなります。
補正値を「1.0」より小さくすると、中間色が暗くなります。
指定できる値は、「0.30」〜「3.00」です。
2.明るさ補正
明るさ補正の補正値を指定します。ガンマ補正と異なり、すべての色の明るさを補正します。
補正値を大きくすると画像全体を明るくします。
補正値を小さくすると画像全体を暗くします。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
3.コントラスト補正
コントラスト補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると明暗がはっきりします。
補正値を小さくすると明暗がぼんやりします。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
4.「RGBデフォルト」ボタン
RGB個別に対して補正を行うかどうかの設定です。ボタンが押された状態が、RGB個別に対して補正を行わない状態です。
「RGBデフォルト」が有効です。
ボタンが押されていない状態が、RGB個別に対して補正を行う状態です。
「RGBデフォルト」が無効です。
「RGBデフォルト」が有効な場合、それぞれの補正値は以下のようになります。
ガンマ値(赤) | ガンマ値(緑) | ガンマ値(青) | 明るさ(赤) | 明るさ(緑) | 明るさ(青) | コントラスト(赤) | コントラスト(緑) | コントラスト(青) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.0 | 1.0 | 1.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 | 0.0 |
「RGBデフォルト」が無効な場合、「1.」から「3.」の各補正をRGB単位でも行えるようになります。(後述)
5.「裏焼き」ボタン
ボタンをクリックすると、階調の反転(ネガポジ反転)を行います。ネガフィルムをスキャンする場合は、「裏焼き」を有効にしてください。
6.「自動補正」ボタン
ガンマ、明るさ、コントラストを自動的に補正します。補正値の計算は、プレビュー画面で選択した範囲を基準に行われます。
範囲が選択されていない場合は、画像全体が対象になります。
自動補正を行うことで、画像が自然な色合いになります。
7.「補正値リセット」ボタン
補正値をリセットします。ガンマ補正の補正値は「1.0」になります。
明るさ補正とコントラスト補正の補正値は「0.0」になります。
RGB単位の補正値も対象です。
8.「補正値読み込み」ボタン
このボタンをクリックすると、保存した補正値を読み込みUIに反映・適用します。
補正値の保存は、「9.補正値保存」ボタンをクリックして現在の設定を保存します。
9.「補正値保存」ボタン
現在の補正値を設定ファイルに保存します。保存先は一箇所なので、保存先を選択することはできません。
RGB単位で補正を行う
「RGB補正」ボタンをクリックすると、以下のようにRGB単位で補正を行うことができます。1.ガンマ補正
ガンマ補正の補正値を指定します。補正値を「1.0」より大きくすると、中間色が明るくなります。
補正値を「1.0」より小さくすると、中間色が暗くなります。
指定できる値は、「0.30」〜「3.00」です。
2.ガンマ補正(赤)
赤成分にかけるガンマ補正の補正値を指定します。補正値を「1.0」より大きくすると、中間色に位置する赤成分が増加します。
補正値を「1.0」より小さくすると、中間色に位置する赤成分が減少します。
指定できる値は、「0.30」〜「3.00」です。
3.ガンマ補正(緑)
緑成分にかけるガンマ補正の補正値を指定します。補正値を「1.0」より大きくすると、中間色に位置する緑成分が増加します。
補正値を「1.0」より小さくすると、中間色に位置する緑成分が減少します。
指定できる値は、「0.30」〜「3.00」です。
4.ガンマ補正(青)
青成分にかけるガンマ補正の補正値を指定します。補正値を「1.0」より大きくすると、中間色に位置する青成分が増加します。
補正値を「1.0」より小さくすると、中間色に位置する青成分が減少します。
指定できる値は、「0.30」〜「3.00」です。
5.明るさ補正
明るさ補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると画像全体を明るくします。
補正値を小さくすると画像全体を暗くします。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
6.明るさ補正(赤)
赤成分にかける明るさ補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると赤成分が増加します。
補正値を小さくすると赤成分が減少します。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
7.明るさ補正(緑)
緑成分にかける明るさ補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると緑成分が増加します。
補正値を小さくすると緑成分が減少します。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
8.明るさ補正(青)
青成分にかける明るさ補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると青成分が増加します。
補正値を小さくすると青成分が減少します。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
9.コントラスト補正
コントラスト補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると明暗がはっきりします。
補正値を小さくすると明暗がぼんやりします。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
10.コントラスト補正(赤)
赤成分にかけるコントラスト補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると赤成分の分布が広がります。
補正値を小さくすると赤成分の分布が中央に収束します。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
11.コントラスト補正(緑)
緑成分にかけるコントラスト補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると緑成分の分布が広がります。
補正値を小さくすると緑成分の分布が中央に収束します。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。
12.コントラスト補正(青)
青成分にかけるコントラスト補正の補正値を指定します。補正値を大きくすると青成分の分布が広がります。
補正値を小さくすると青成分の分布が中央に収束します。
指定できる値は、「-100.0」〜「100.0」です。
単位は「%」です。