Macropyプラグイン
「Macropy」プラグインは、キー入力のマクロを作成するプラグインです。キーボードからのキー入力をマクロとして記録し、後でマクロを実行することができます。
マクロを実行すると、記録したキー入力と同じ入力が行われます。
キー入力の記録はキーイベントを記録するため、文字の入力だけでなくカーソルの移動なども記録されます。
プラグインを有効にする
「Macropy」プラグインを有効にするには、設定画面の「プラグイン」タブで「Macropy」にチェックを入れます。マクロを作成する
マクロを作成します。1.記録開始
「ツール」メニューを開き「Macro」を選択します。表示されるサブメニューから「Start Recording Macro」をクリックします。
2.キー入力
キー入力を行います。ここでは例として、以下のようにキー入力を行いました。
3.記録終了
キー入力を行ったら、「ツール」メニューを開き「Macro」を選択します。表示されるサブメニューから「Stop Recording Macro」をクリックします。
これでマクロが作成されました。
マクロを実行する
作成したマクロを実行します。1.カーソル位置の設定
現在カーソル位置からキー入力が実行されるため、予めカーソル位置を調整しておきます。2.マクロの実行
「ツール」メニューを開き「Macro」を選択します。表示されるサブメニューから「Playback Macro」をクリックします。
3.マクロの実行完了
以下のように、マクロに記録されたキー入力が実行されます。マクロを作成できないバグ(2014/10/7)
マクロを作成できないバグがあります。ソースコードを修正します。
1.ソースコードを開く
「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
sudo -i gedit /usr/lib/gedit/plugins/macropy/macropy.py
2-1.修正箇所の確認(1箇所目)
修正箇所の確認を行います。修正箇所は2箇所あります。
まず1つ目です。
95行目付近の以下の1行を修正します。
self.window.set_data('Macro1PluginHandlers', handlers)
2-2.修正(1箇所目)
以下のように修正します。setattr(self.window,'Macro1PluginHandlers', handlers)
3-1.修正箇所の確認(2箇所目)
次の修正箇所です。102行目付近の以下の1行を修正します。
handlers = self.window.get_data('Macro1PluginHandlers')
3-2.修正(2箇所目)
以下のように修正します。handlers = getattr(self.window,'Macro1PluginHandlers',None)
4.動作確認
ファイルを上書き保存して、「gedit」を終了します。「gedit」を起動し、マクロの作成ができるか確認します。