Ubuntu 14.04のライブメディアから起動したUbuntuにBoot Repairをインストールして起動する
以前紹介した「ライブメディアから起動したUbuntuにBoot Repairをインストールして起動する」方法では、Ubuntu 14.04のUbuntu上で「Boot Repair」をインストールすることができません。現状「ppa:yannubuntu/boot-repair」PPAでは、Ubuntu 14.04向けに「Boot Repair」を提供していないためです。
Ubuntu 14.10でも同様に利用できません。
「ppa:yannubuntu/boot-repair」PPAでは、Ubuntu 12.04 〜 Ubuntu 13.10までの「Boot Repair」を提供しています。
Ubuntu 14.04以降でライブメディアから起動したUbuntuに「Boot Repair」をインストールしたい場合は、「ppa:kranich/cubuntu」PPAを利用します。
注意
本PPAをHDDにインストールしたUbuntuに追加するのは避けたほうが良いでしょう。Ubuntu 13.10で提供されている「Boot Repair」がインストールされます。
「Boot Repair」の動作自体は問題ないとのことです。
1.ライブメディアからUbuntuを起動する
ライブメディアからUbuntuを起動します。修復対象と同じか新しいバージョンのUbuntu、及び修復対象と同じアーキテクチャー(32bit・64bit)のライブメディアからUbuntuを起動します。
ここでは「Ubuntu 14.10 64bit」からUbuntuを起動しています。
注意
事前にインターネットに接続できるか確認してください。インターネットへの接続は必須です。
2.Boot RepairのPPA追加
「Boot Repair」をインストールするにあたり、まずPPAの追加とパッケージインデックスファイルの更新を行います。「端末」を起動し、以下のコマンドを実行します。
sudo add-apt-repository ppa:kranich/cubuntu && sudo apt-get update
端末に上記のコマンドをコピー&ペーストする場合、「端末」への貼り付けは「Shift + Ctrl + V」キーで行います。
コマンドを入力したら「エンター」キーを押します。
3.PPA追加の確認
以下のようにPPAを追加するか確認が表示されるので、「エンター」キーを押します。4.PPAの追加とパッケージインデックスファイルの更新完了
しばらく待つと、PPAの追加とパッケージインデックスファイルの更新が完了します。5.Boot Repairのインストール
最後に「Boot Repair」のインストールと起動を行います。「端末」から以下のコマンドを実行します。
sudo apt-get install -y boot-repair && (boot-repair &)
端末に上記のコマンドをコピー&ペーストする場合、「端末」への貼付けは「Shift + Ctrl + V」キーで行います。
コマンドを入力したら「エンター」キーを押します。
以下のように、「Boot Repair」のインストールが行われます。
6.Boot Repairの起動
「Boot Repair」のインストールが完了すると、「Boot Repair」が起動します。以下のように警告画面が表示されます。
訳すと以下になります。
Ubuntu 13.10のリポジトリーから必要なパッケージをインストールするため、事前にデータのバックアップを取ってください。