マージコミットを行う時に、コミットメッセージを入力するテキストエディターを起動しない
「マージコミット」を行う時に、「コミットメッセージ」を入力するテキストエディターを起動せず、デフォルトの「コミットメッセージ」を適用します。デフォルトでは、ユーザーがコマンドのオプションで「コミットメッセージ」を指定すれば、「コミットメッセージ」を入力するテキストエディターは起動しません。
同様にユーザーがコマンドのオプションで「コミットメッセージ」を指定しなければ、「コミットメッセージ」を入力するテキストエディターが起動します。
デフォルトのコミットメッセージ
デフォルトの「コミットメッセージ」は、ユーザーがコマンドのオプションで「コミットメッセージ」を指定すれば、その「コミットメッセージ」がデフォルトの「コミットメッセージ」になります。ユーザーがコマンドのオプションで「コミットメッセージ」を指定しなかった場合、デフォルトの「コミットメッセージ」は「Git」が生成します。
Gitが生成するデフォルトのコミットメッセージ
「Git」が生成するデフォルトの「コミットメッセージ」は、簡潔なメッセージになります。例えば、以下のようなメッセージになります。
Merge branch 'ブランチ名'
説明としては十分ではないため、「Git」が生成するデフォルトの「コミットメッセージ」で問題ないか検討してください。
1.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。現在のブランチは、「master」ブランチであることが分かります。
同様に、「HEAD」は「master」ブランチを指していることが分かります。
ここでは例として、「master」ブランチに「fix」ブランチをマージします。
2.ブランチの状態
ブランチの状態を図にすると、以下のようになります。
見ての通り、この状態で「master」ブランチに「fix」ブランチをマージすると、「3ウェイマージ」によるマージになることが分かります。
3.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。| オプション |
|---|
| --no-edit |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「ファイルのマージを行うコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git merge --no-edit --verbose fix
4.コマンドの実行結果
「3ウェイマージ」によるマージの結果が表示されます。
5.マージ後のブランチの確認
マージ後のブランチを確認すると、以下のようになっています。「master」ブランチに、「Git」が生成したデフォルトの「コミットメッセージ」が適用されています。
「master」ブランチのブランチヘッドが指す「コミットオブジェクト」の識別子は、「マージコミット」で生成した「コミットオブジェクト」を指しています。
6.マージ後のブランチの状態
マージ後のブランチの状態を図にすると、以下のようになります。
