コミットメッセージを指定して、マージコミットを行う
「コミットメッセージ」を指定して、「マージコミット」を行います。デフォルトでは、「コミットメッセージ」を指定して「マージコミット」を行うと、「コミットメッセージ」の入力を促すテキストエディターは起動しません。
1.ブランチの確認
現在のブランチ構成を確認すると、以下のようになっています。現在のブランチは、「master」ブランチであることが分かります。
同様に、「HEAD」は「master」ブランチを指していることが分かります。
ここでは例として、「master」ブランチに「fix」ブランチをマージします。
2.ブランチの状態
ブランチの状態を図にすると、以下のようになります。
見ての通り、この状態で「master」ブランチに「fix」ブランチをマージすると、「3ウェイマージ」によるマージになることが分かります。
3.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。| オプション |
|---|
| -m |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「ファイルのマージを行うコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git merge -m 'Merge with fix branch for v1.1 release !!' --verbose fix
4.コマンドの実行結果
「3ウェイマージ」によるマージの結果が表示されます。
5.マージ後のブランチの確認
マージ後のブランチを確認すると、以下のようになっています。「master」ブランチに、コマンドのオプションで指定した「コミットメッセージ」が表示されています。
「master」ブランチのブランチヘッドが指す「コミットオブジェクト」の識別子は、「マージコミット」で生成した「コミットオブジェクト」を指しています。
6.マージ後のブランチの状態
マージ後のブランチの状態を図にすると、以下のようになります。
