改行コードの代わりにNULで情報を出力する
デフォルトでは、出力される情報は改行(LF)して表示されます。スクリプト向けフォーマットでは、改行コード(LF)の代わりにNULで情報を出力することもできます。
1.コマンドの実行
コマンドのオプションは、以下のオプションを指定します。オプション |
---|
-z |
「端末」から、以下のコマンドを実行します。
コマンドの詳細は、「ワーキングディレクトリーにあるファイルの状態を表示するコマンドの説明」を参考にしてください。
ポイントは、赤字の箇所です。
git status -z
2.コマンドの実行結果
以下のように、改行コード(LF)の代わりにNULで情報が出力されます。上記の出力は途中で途切れていますが、「NUL」を「¥00」で表現すると以下のようになります。
D master.txt\00A new.txt\00R renamed.txt\00common.txt\00?? master.txt\00?? tes.txt\00?? untracked.txt\00
補足
一部フォーマットが変わります。ファイル名が変更されたファイルは、従来は「変更前のファイル名 -> 変更後のファイル名」で表現されていましたが、このフォーマットでは、変更後のファイル名と変更前のファイル名がNUL区切りで表現されます。
また同様に、ファイル名に表現できない文字が含まれるファイル名は、従来は「"」で括られエスケープされていましたが、このフォーマットでは括られませんし、エスケープも行われません。