kledgeb UbuntuやLinuxの最新情報を紹介

efibootmgr その3 - エントリーを無効にする・エントリーを有効にする

エントリーを無効にする

  エントリーを無効にします。

  無効になったエントリーは、UEFIブートマネージャーに表示されなくなります。
  ただしエントリー自身は削除されないので、後でエントリーを有効にすることも可能です。

  コマンドのフォーマット

    コマンドのフォーマットは、以下のようになります。

  • ロングオプションによるフォーマット

sudo efibootmgr --inactive --bootnum 'エントリー番号'

  • ショートオプションによるフォーマット

sudo efibootmgr -A -b 'エントリー番号'

  --inactive 'エントリー番号'

    無効にするエントリーの番号を指定します。

コマンドの実行例

  コマンドの実行例です。

  1.UEFIブートマネージャーの状態

    現在のUEFIブートマネージャーの状態を見てみます。
    以下のようになっています。


    ここでは例として、エントリー「Boot0004」を無効にします。

  2.コマンドの実行

    以下のコマンドを実行してエントリーを無効にします。

sudo efibootmgr --inactive --bootnum 4


  3.コマンドの実行結果

    以下のように「Boot0004」から「*」マークが削除されています。


    これでエントリー「Boot0004」が無効になりました。

  4.UEFIブートマネージャーの確認

    PCを再起動してUEFIブートマネージャーを確認すると、以下のように「Ubuntu2」が非表示になっています。


エントリーを有効にする

  無効になっているエントリーを有効にします。

  コマンドのフォーマット

    コマンドのフォーマットは、以下のようになります。

  • ロングオプションによるフォーマット

sudo efibootmgr --active --bootnum 'エントリー番号'

  • ショートオプションによるフォーマット

sudo efibootmgr -a -b 'エントリー番号'

  --active 'エントリー番号'

    有効にするエントリーの番号を指定します。

コマンドの実行例

  コマンドの実行例です。

  1.UEFIブートマネージャーの状態

    現在のUEFIブートマネージャーの状態を見てみます。
    以下のようになっています。


    ここでは無効になっているエントリー「Boot0004」を有効にします。

  2.コマンドの実行

    以下のコマンドを実行してエントリーを有効にします。

sudo efibootmgr --active --bootnum 4


  3.コマンドの実行結果

    以下のように「Boot0004」に「*」マークが表示されています。


    これでエントリー「Boot0004」が有効になりました。

  4.UEFIブートマネージャーの確認

    PCを再起動してUEFIブートマネージャーを確認すると、以下のように「Ubuntu2」が表示されています。



efibootmgr
スポンサー
コメント
コメントポリシー
コメントをする前に UbuntuのCode of Conduct(CoC/行動規範) を確認し、CoCに沿ったコメントをお願いします。
コメントの使い方は、コメントの使い方を参照してください。
同一カテゴリーの記事
SNS
人気の記事
  • Ubuntu 22.04 その120 - UbuntuのブートローダーをBoot Repairで修復するには・Ubuntuが起動しないトラブルを解決
    UbuntuのブートローダーをBoot Repairで修復するには 「Boot Repair」はOSのブートローダーに起因するOSが起動しない問題を簡単に解決してくれるアプリです。
  • Ubuntu 22.04 LTSのインストール その5 - UEFI環境でパーティションの作成と構成 〜 ブートローダーのインストール先の選択
    UEFI環境でパーティションの作成と構成を行う UEFI環境でパーティションの作成と構成を行います。
  • Ubuntu 22.04 その79 - 画面ロックの有効・無効を設定するには・画面ロック時の設定をカスタマイズするには
    画面ロックの有効・無効を設定するには 一定時間ユーザーによる操作がない時に、自動的に画面をロックしパスワードで保護したり、画面をブランク状態にできます。
  • Ubuntu 22.04 その95 - ディスプレイサーバーを切り替えるには・XorgとWayland
    ディスプレイサーバーを切り替えるには 「Ubuntu」はデフォルトで2種類のディスプレイサーバーを提供しています。
  • VirtualBox その125 - ゲストOSのUbuntuにLinux Guest Additionsをインストールするには
    ゲストOSのUbuntuにLinux Guest Additionsをインストールするには 仮想マシンにインストールしたゲストOSの「Ubuntu」に、「Linux Guest Additions」をインストールする方法です。
  • Ubuntu 22.04 その98 - 入力ソースとキーボートレイアウトと日本語入力のカスタマイズ
    入力ソースとキーボートレイアウトと日本語入力 「Ubuntu」ではユーザーが利用しているキーボードレイアウトや日本語入力のカスタマイズが可能です。
  • Ubuntuのバージョンと開発コードの対応表
    UbuntuのバージョンとUbuntuの開発コード 「Ubuntu」には各バージョンごとに開発コードが設定されます。
  • Ubuntu 22.04 その99 - 日本語入力(Mozc)の設定をカスタマイズして作業効率を上げよう
    日本語入力(Mozc)の設定をカスタマイズするには 「Ubuntu」では日本語入力に「Mozc」を採用しています。
  • Ubuntu 20.04 その74 - UbuntuとUEFIセキュアブート
    UbuntuとUEFIセキュアブート 「Ubuntu」と「UEFIセキュアブート」に関するお話です。
  • Linux その215 - GNOME 48 リリース・GNOME 48 の新機能と変更点
    GNOME 48 の新機能と変更点 2025年3月19日、GNOME 48(コードネーム:Bengaluru) がリリースされました。 リリースノートから GNOME 48 の新機能と変更点を紹介します。
記事のピックアップ
オプション