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GNOME端末

  「GNOME端末」は、GNOME環境向けに提供されているターミナルエミュレーターです。


  UbuntuはGNOME環境上にデスクトップ環境を構築しているため、「GNOME端末」をデフォルトのターミナルエミュレーターとして採用しています。

  GUI環境であるUbuntuでも、ターミナルエミュレーターを利用する機会が多いかと思います。

  「GNOME端末」は1つのウィンドウ内に複数の端末を開くこともできます。
  アプリ名は「gnome-terminal」です。

GNOME端末のインストール

  「GNOME端末」のインストールです。
  「Ubuntuソフトウェアセンター」を起動し、「gnome-terminal」で検索します。


  「インストール」ボタンをクリックします。

  補足

    Ubuntuでは「GNOME端末」が標準でインストールされているため、インストール作業は必要ありません。

GNOME端末の起動

  「GNOME端末」を起動するには、Dashホームから以下のように起動します。


ターミナルの概要

  ターミナルの概要です。

  ターミナルとは

    ターミナルとは、テキスト(文字列)で操作のやり取りをするコンピューターのことです。
    コマンドラインインターフェース(Command Line Interface・CLI)とも呼ばれます。

  ターミナル

    IBM 3270やVT100など昔のコンピューターは、CLIで操作を行っていました。
    このようなコンピューターを、ターミナル(端末)と表現します。
    現在このようなハードウェアは生産されていません。

  ターミナルエミュレーターとは

    ターミナルエミュレーターとは、上記のターミナルをソフトウェアで実装したものです。
    VirtualBox相当のソフトウェア(仮想マシン)だと思えば良いです。
    VirtualBoxがx86/x86_64環境をソフトウェア実装したもので、ターミナルエミュレーターがターミナルをソフトウェアで実装したものです。

    また、ターミナルエミュレーターはttyとも呼ばれます。

    ターミナルエミュレーターは、デスクトップ環境を利用できるような今時のコンピューターで動作するよう設計されており、コマンドライン環境でのみ動作するアプリケーション(いわゆるコマンド)で対話的な操作が可能です。

    加えて、自分のコンピューターだけでなくsshなどを経由して、他のコンピュータ上のアプリケーションを動作させることができます。

  VTEとは 

    VTE(Virtual Terminal Environment)とは、GUI(Graphical User Interface)環境で動作するターミナルエミュレーター(ウィジェット)です。
    GNOMEプロジェクトで開発されています。

    「GNOME端末」は、このVTEを利用して動作しています。

  シェルとは

    シェルは、ターミナル内で動作するソフトウェアです。
    シェルは、コマンドの実行やプログラムの呼び出しなどを行うインターフェースを提供します。
     ユーザーがターミナルで操作を行う際、このシェルを通して操作を行います。
    シェルには、BashやZ Shell(zsh)、C Shell(csh)など、様々な種類があります。

    Ubuntuでは、シェルに「Bash」を採用しています。
    従ってユーザーは、「Bash」を通して操作を行います。

    ターミナルエミュレーターはあくまでターミナル(ハードウェア)環境を提供するソフトウェアです。
    VirtualBoxで言うところの仮想マシンに相当します。
    そのターミナル内でシェルを動かして初めてユーザーは操作を行うことができます。

    シェルはVirtualBox内で動作するOSと言ったところでしょうか。

  エスケープシーケンスとは

    エスケープシーケンスとは、ターミナル内のデータの意味を変更する特別な文字列のことです。
    エスケープシーケンスを利用すると、出力される文字の色や文字のスタイルを変更するなど、特別な操作が可能です。


  プロンプトとは

    プロンプトとは、シェルがユーザーからの入力を受け入れる準備ができている状態を表す文字列のことです。
    コマンドプロンプトとも呼ばれます。


    このプロンプトには、ユーザー名などシェルの状態を表す文字列が含まれます。
    デフォルトでは、プロンプトに以下の情報が表示されます。
    
ユーザー名@ホスト名:カレントディレクトリー$

    意味は以下のようになります。

情報 意味
ユーザー名 コマンドを実行する際、このユーザーでコマンドを実行します。
ホスト名 ユーザーが属するホストの名称です。
カレントディレクトリー 現在操作対象になっているディレクトリーのパスです。
ワーキングディレクトリーとも呼ばれます。
$ ユーザーの種類を表します。
「#」がrootユーザーを表し、「$」はroot以外のユーザーを表します。

    上図のプロンプトでは、「ubuntu-vb-1510」ホスト(PC)上の「ubuntu」ユーザーでシェルが動作しており、カレントディレクトリーは「ubuntu」ユーザーのホームフォルダーを指しています。

    また「ubuntu」ユーザーは、rootユーザーではないことが分かります。

  コマンドとは

    コマンドとは、実行可能なソフトウェアのことです。
    ユーザーはコマンドを入力し、「エンター」キーを押してコマンドを実行します。


GNOME端末の設定とBashの設定について

  「GNOME端末」はターミナルエミュレーターであり、「Bash」は「GNOME端末」内で動作するシェルです。

  「GNOME端末」で行う設定は、ターミナルエミュレーターの設定になります。
  VirtualBoxで言うところの仮想マシンの設定に相当します。

   一方「Bash」の設定は「Bash」自身の設定であり、「GNOME端末」の設定とは別に設定する必要があります。

  「GNOME端末」と「Bash」は異なるソフトウェアであり、動作を変更したい場合それぞれのソフトウェアで設定を行う必要があります。


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