パッケージをDebianのリポジトリーに入れるために
前回紹介したパッケージをDebiaのリポジトリーに入れる活動ですが、以下のパッケージがDebianに入りレビューが行われています。上2つのパッケージはGTK+テーマとアイコンテーマですが、「budgie-desktop」はbudgieデスクトップを構築するパッケージになります。
上記以外のbudgie-remixを構成するパッケージの準備も行われており、「Ubuntu」のリポジトリーにも含まれるよう作業が行われています。
(Debiaのリポジトリーにパッケージが入れば、Ubuntuのリポジトリーにも含まれるようになるため)
これらの作業により、Ubuntu 16.10の公式リポジトリーにbudgieパッケージが含まれるようにしたいとのことです。
Arcテーマ
GTK+テーマであるArcテーマに関して、すべてのユーザーは「arc-theme」パッケージと「arc-firefox-theme」パッケージからアップデートを受けられるようになりました。アイコンテーマ
同様にアイコンテーマのアップデートも「moka-icon-theme」パッケージと「faba-icon-theme」パッケージから受けられるようになりました。budgie-remixのメモリー使用量
「budgie-remix」のメモリー使用量は、「Ubuntu(Unity)」や「Ubuntu GNOME(GNOME)」も少なくなる傾向にあるとのことです。また「GNOME/Ubuntuソフトウェア」と「GNOMEカレンダー」をアンインストールすれば、「budgie-remix」のメモリー使用量は「Xubuntu(Xfce)」や「Ubuntu MATE(MATE)」と似たような消費量まで収まるとのことです。
Snappyに注目
「budgie-remix」開発チームは「Snappy」にも注目しており、将来的にsnapsを導入したいとのことです。Ubuntuのフレーバー化を目指して
「budgie-remix」は「Ubuntu Budgie」として将来「Ubuntu」のフレーバーになる予定です。(多少名称が変わるかも知れませんが)公式の「Ubuntu Technical Board」で「budgie-remix」の公式フレーバー化について議論が行われました。
そして公式フレーバー化は可能との見解をもらいました。
開発チームへの助言として、「budgie-remix」のパッケージを「Ubuntu」の公式リポジトリーへ入れ、デモンストレーションを行う必要があるとのことでした。
開発チームはその助言に従って準備を行い、来週そして来月、再度「Ubuntu Technical Board」に掛け合うとのことです。
2種類のテーマ
現在「budgie-remix」では、2種類のテーマが提供されています。「Arc」テーマと「Vertex」テーマです。
開発チームは「Vertex」テーマをDebianのリポジトリーへ入れるべきかどうかアンケートをとっています。
(Debiaのリポジトリーにパッケージが入れば、Ubuntuのリポジトリーにも含まれるようになる)
- Vertexテーマ使ってる?
- Ubuntu Budgie 16.10のデフォルトでインストールされるテーマから削除したほうがいい?
- Vertexテーマ使ってるよ気に入ってるよ!
- 私は心の底からArcユーザーだ
- どっちでもいいよ、好きなテーマ自分でインストールするし
現状Arcテーマ派が57%とのことです。
メールクライアント何がいい?
「Ubuntu Budgie 16.10」でデフォルトで採用するメールクライアントのアンケートが行われています。現状「Geary」が41%の票を集めています。