Linux Kernel 4.8の採用に向けて
「Ubuntu 16.10」では、「Linux Kernel 4.8」が採用される予定です。現在開発中の「Ubuntu 16.10」には、「Ubuntu 16.04」と同じ「Linux Kernel 4.4」が採用されています。
現在の予定では、近いうちに「Linux Kernel 4.6」を採用し、その後RC(Release Candidate)版の「Linux Kernel 4.7」を採用、そして最終的に「Linux Kernel 4.8」を採用するとのことです。
現在「Linux Kernel 4.7」が開発中であり、「Linux Kernel 4.7」がリリースされた後「Linux Kernel 4.8」の開発が始まります。
「Linux Kernel 4.8」の開発は、7月の下旬から開始される予定です。
Ubuntu 16.04でもLinux Kernel 4.8が利用できるようになる
予定通り「Ubuntu 16.10」で「Linux Kernel 4.8」が採用された場合、「LTS Enablement Stack」により「Ubuntu 16.04」でも「Linux Kernel 4.8」が利用できるようになります。「Ubuntu 16.04.2」のリリースでは、「Ubuntu 16.10」の「Linux Kernel」と「Xスタック」が提供されます。
「Ubuntu 16.04.2」リリース後、「Ubuntu 16.04」ユーザーは「Ubuntu 16.10」の「Linux Kernel」と「Xスタック」が利用できるようになります。
参考
- Ubuntu Kernel Team - Weekly Newsletter, 2016-06-07
- Ubuntu 16.10 (Yakkety Yak) Will Be Powered by Linux Kernel 4.8