Linux Kernelの脆弱性
2016年8月10日に、新たに見つかった脆弱性に対応したLinux Kernelがリリースされています。Ubuntu Security Notice
Ubuntu Security Notice |
CVE | 影響を受ける バージョン |
備考 |
---|---|---|---|
USN-3050-1 | CVE-2016-3134 CVE-2016-3961 CVE-2016-4470 CVE-2016-5243 |
Ubuntu 12.04 LTS |
・システムのクラッシュ ・任意コードの実行 ・情報の漏洩 |
USN-3051-1 USN-3052-1 |
CVE-2016-4470 CVE-2016-5243 |
Ubuntu 12.04 LTS(HWE) Ubuntu 14.04 LTS |
・システムのクラッシュ ・情報の漏洩 |
USN-3053-1 | CVE-2016-1237 CVE-2016-4470 CVE-2016-4794 CVE-2016-5243 |
Ubuntu 14.04 LTS(HWE) | ・システムのクラッシュ ・任意コードの実行 ・情報の漏洩 ・権限の取得 |
USN-3054-1 USN-3055-1 USN-3056-1 USN-3057-1 |
CVE-2016-3135 CVE-2016-4470 CVE-2016-4794 CVE-2016-5243 |
Ubuntu 14.04 LTS(HWE) Ubuntu 16.04 LTS |
・システムのクラッシュ ・任意コードの実行 ・情報の漏洩 |
USN一覧
- USN-3050-1: Linux kernel (OMAP4) vulnerabilities
- USN-3051-1: Linux kernel (Trusty HWE) vulnerabilities
- USN-3052-1: Linux kernel vulnerabilities
- USN-3053-1: Linux kernel (Vivid HWE) vulnerabilities
- USN-3054-1: Linux kernel (Xenial HWE) vulnerabilities
- USN-3055-1: Linux kernel vulnerabilities
- USN-3056-1: Linux kernel (Raspberry Pi 2) vulnerabilities
- USN-3057-1: Linux kernel (Qualcomm Snapdragon) vulnerabilities
サポートが終了したUbuntuの利用は危険
サポートが終了したUbuntuにセキュリティーアップデートは提供されません。サポートが終了したUbuntuは利用しないように注意してください。
すぐにアップデートを
すでにこれらの問題に対応した「Linux Kernel」がリリースされています。「ソフトウェアの更新」もしくは「アップデートマネージャー」を起動して、「Linux Kernel」のアップデートを行ってください。
忘れずにPCの再起動を
アップデートが完了したら、忘れずにPCを再起動しましょう。アップデートしただけではアップデートが反映されないため、注意してください。