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debパッケージやXアプリが利用可能に

「Ubuntu Tablet」や「Ubuntu Phone」でdebパッケージやXアプリ(デスクトップアプリケーション)が利用可能になりました。


「Ubuntu Desktop」で利用しているアプリが、「Ubuntu Tablet」や「Ubuntu Phone」で動作するということです。

「Ubuntu Tablet」や「Ubuntu Phone」は、マウスとキーボードを接続するとデスクトップモードで動作します。
debパッケージやXアプリ(デスクトップアプリケーション)のインストールや利用は、デスクトップモードで行います。


「Ubuntu Tablet」や「Ubuntu Phone」にマウスとキーボードを繋いで、「Ubuntu Desktop」向けのアプリをインストールし、利用できるようになった。

Ubuntuアーカイブに配置されている多くのデスクトップアプリケーションにアクセスできるようにするため、我々はスマートで新しいソリューションを導入した。
デスクトップで習慣的に利用されているDebパッケージも利用できる。

このソリューションは、UbuntuアーカイブにアクセスするのにCLI(Command Line Interface)を使用する。
しかしもうすぐStoreインターフェースを利用し、直接デスクトップアプリケーションをインストールできるようになる。

Ubuntuデバイスでデスクトップアプリケーションを動作させる仕組み


伝統的なDebパッケージ及びXアプリをUbuntuデバイスにインストールし、アプリを起動し、利用できるようになった。

UbuntuデバイスではXディスプレイサーバーが起動していないため、ユーザーがDebパッケージをインストールしXアプリを起動することは、サポートされていないように見えるかもしれない。

しかし「Mir/XMir」と「Libertine」の仕組みにより動作するのだ。

現状外部ディスプレイ上でXアプリを利用できるのは一部の機種のみ

現時点では、Xアプリを外部ディスプレイ上で利用できる機種は、「Pro5/M10」及び将来リリースされるUbuntuデバイスのみです。

現状「BQ 4.5/E5」及び「Meizu MX4」では、外部ディスプレイ上でXアプリを利用することはできません。

XディスプレイサーバーとMirディスプレイサーバー

現在の「Ubuntu Desktop」では、Xディスプレイサーバーが起動し、アプリケーションはDebパッケージで提供されています。
そしてアプリケーションは、Xディスプレイサーバー向けに作成されています。


Snapパッケージも出始めていますが、まだまだDebパッケージで提供されているアプリの数には遠く及びません。

将来「Ubuntu Desktop」は、「Unity 8」+「Mir」へ移行します。
「Mir」は「Xディスプレイサーバー」を置き換えるソフトウェアであり、次世代のディスプレイサーバーです。
「Mir」へ移行しても「XMir」により、従来のXアプリも動作します。


「XMir」はXアプリと「Mir」を橋渡しするためのソフトウェアです。

UbuntuデバイスはすでにMir + Unity 8を採用している

Ubuntuデバイスは、すでに「Mir」 + 「Unity 8」を採用しています。
この仕組みを利用すれば、UbuntuデバイスでもXアプリを利用できます。

「Mir」は「Xディスプレイサーバー」と比較すると、セキュリティー面が強固になっており、より安全なセキュリティー環境を提供します。

補足

「Ubuntu Touch」はUbuntuのモバイルデバイスで使用されるOSです。
「Ubuntu Tablet」や「Ubuntu Phone」は製品の形態を表す表現であり、いずれのデバイスでも「Ubuntu Touch」が使用されています。

製品がスマフォならば「Ubuntu Phone」になりますし、製品がタブレットなら「Ubuntu Tablet」になります。

ここではこれらを包括してUbuntuデバイスと表現しています。

ルートファイルシステム

「Ubuntu Desktop」では、「Ubuntu」やソフトウェアをインストール及び配置するルートファイルシステム(rootfs)を持っています。
いわゆる「/」ですね。

ユーザーはルートファイルシステムにDebパッケージやアプリをインストールしたり、設定ファイルの変更などの操作を行うことができます。

セキュリティー上の懸念

このルートファイルシステムという仕組みには、セキュリティー上の懸念事項が存在します。

Debパッケージのインストールは、「root」ユーザーで行う必要があります。
またDebパッケージの仕組み上、Debパッケージのインストール時に任意のスクリプトを実行することができます。

従って悪意あるスクリプトが含まれるDebパッケージは、Ubuntuのシステムを容易に改ざんすることができます。

Ubuntuデバイスのルートファイルシステム

Ubuntu デバイスは、セキュリティーと安定性を念頭に置いて設計されています。
Ubuntu デバイスは読み込み専用のルートファイルシステムを持っており、このルートファイルシステムのサイズは小さく、そして軽量です。

また読み込み専用であるため、ユーザーが勝手に中身を変更できないようになっています。
従ってユーザーがアプリをインストールしても、ルートファイルシステムの中身が変更されることはありません。

LibertineとXアプリ

「Libertine」は、アプリケーションコンテナーを管理するためのシステムです。
「Libertine」は、Debパッケージで提供される様々なXアプリをサポートするために設計されています。

各コンテナーは、Debパッケージのインストールを通じ、Ubuntuデバイスのルートファイルシステムから分離してXアプリを格納します。
 
現在「Libertine」が提供するコンテナーは、「chroot」によるものです。
今後「LXD」もサポートされる予定です。

コンテナーはユーザーのホームフォルダーに作成される

コンテナーはユーザーのホームフォルダーに作成されるため、Ubuntuデバイスのルートファイルシステムには影響を与えません。

XAppsスコープからXアプリを起動する

「Libertine」でコンテナーを作成すれば、コンテナーにDebパッケージをインストールできます。
Debパッケージをインストールした後、XAppsスコープからXアプリを起動できます。

Xアプリがアクセスできるフォルダーやファイル

Xアプリは、以下のユーザーの標準的なフォルダーにアクセスできます。

  • ドキュメント
  • ダウンロード
  • ミュージック
  • ピクチャ
  • ビデオ

そのため、あるXアプリで作成したファイルは、別のXアプリから読み込むことも可能です。

XAppsスコープ

XAppsスコープは、作成されたコンテナー(Xアプリ)をの一覧を列挙するスコープです。


  • アプリをタップすれば、そのアプリが起動します。
  • アプリを長押しすれば、そのアプリは一覧から非表示になります。
  • 非表示にしたアプリは検索アイコンから検索でき、同様に見つかったアプリを長押しすれば、そのアプリは一覧に表示されるようになります。
  • アプリがインストールされていないコンテナーは、一覧に表示されません。

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